こんにちは、Yutaroです。
「英語が話せようになりたいけど、お金はかけたくない」
そんな悩みを抱えている人はいませんか?
そんな方におすすめなのが、これから紹介する独り言英会話です。
独り言英会話をすることで、英会話が一気に上達します!
- 独り言英会話のメリット
- 独り言英会話のやり方とコツ
- 独り言英会話が言えない時の対処法
色んな英語学習を試しましたが、スピーキングを独学で上達させるには独り言英会話が最も効果的です。
独り言英会話のメリット(効果)
そもそも「独り言英会話」って何だか分かりますか?
独り言英会話とは、その言葉の通り1人で英会話をする英語学習法です。
日本に住んでいたり英語を話す相手がいない環境でも、英語を話す機会を作れるスピーキングに特化した勉強法です。
詳しいやり方は後で詳しく説明しますが、普段やることや頭の中での考え事などを全て英語で行い、英語で文章を作るトレーニングをしていきます。
英語を話す機会が少なくても、英語を話す機会を強制的に作り出すことが可能なんです。
- 英語脳が鍛えられる
- 英語を話すことへの抵抗がなくなる
- 正しい文法が身につく
正直なところ、独り言英会話にはメリットしかありません。
誰かに見られると恥ずかしいというデメリットはありますけどね。
英語脳が鍛えられる
独り言英会話をするようになると、常に英語で考える習慣がつくので英語脳が鍛えられるようになります。
英語脳を鍛えるメリットについては下記の記事で解説していますが、英語を英語で理解する能力を鍛えることができます。
日本人が英語が話せない1番の原因が文法の違いですよね?
英語を後ろから翻訳する人が多いので、英語をスラスラと話したり聞き取ることができないんです。
この日本人特有の英語を後ろから訳してしまう癖も、毎日のように英語を正しい順番でつぶやくことで直していくことが可能なんです。
リスニングも同様で、正しい順番で英語を理解できるようになるとビックリするくらい英語が聞き取れるようになりますよ!
英語を話すことへの抵抗がなくなる
英会話レッスンを始めたいのに、英語が話せないので躊躇してしまう人は多いです。
英語が話せるようになるには英語を話す練習をしなければならないのですが、まずは文法や英単語を覚えてから英会話の練習と考えている人が多い印象です。
英会話は英語を話すことでのみ上達しますが、確かにある程度の英語力がないと難しく感じてしまいます。
英語が通じない・聞き取れない経験をすることでトラウマになり、英語を話すことに恐怖を覚えてしまうこともあるでしょう。
だから、独り言英会話がおすすめなんです。
独り言英会話はその言葉の通り「独り言」です。誰にもスピーキング練習を見られないので、ストレスなく英会話の練習ができるんです。
失敗をしても何度も1人でスピーキングの練習をすることで、英語を話すことに慣れ自信が付いてきます。
自信が付けば、外国人と英語で話す機会があっても緊張することなく話すことができるんです。
正しい英文法が身につく
僕が独り言英会話をしたことで得た1番のメリットが、正しい英文法が身についたことです。
英文法に強い日本人は多いですが、いざ英語を話すとなるとパニックになり副詞と形容詞がごちゃごちゃになったり現在完了形の使い方を忘れちゃったりするんですね。
これも独り言英会話で英語を正しい文法で話す習慣をつけることで防ぐことができます。
また、実際の英会話ではテンポの良さが求められるので、間違えた文法でもとりあえず喋っちゃうなんてことも日常茶飯事です。
オンライン英会話では英会話講師から英語をその場で直してもらえるメリットはありますが、全ての間違いを訂正してくれるわけではありません。間違ったまま次のレッスンに進むことだって普通にあります。
自分のペースでゆっくりと正しい英文法や語順が身につく独り言英会話は、使い方によってはオンライン英会話よりも効果的だと考えています。
無料な点も大きなポイントですよね。
(スポンサーリンク)
独り言英会話のやり方とコツ
独り言英会話の効果やメリットを紹介しましたが、やり方が分からない方も多いかと思います。
ここでは、独り言英会話のトレーニング方法を紹介していきますね。
- 身の回りにあるものを英語で言ってみる
- 今していること・これからすることを英語で言ってみる
- 「なぜなら”because”」で理由をつけ足していく
- 「なぜなら”because”」を使わずに理由をつけ足していく
- 誰かに電話をかける振りをしてみる
上記2つのやり方は英語初心者向けの簡単なモノになります。
英語に苦手意識があってもやりやすい方法なので、初期段階から英語学習に取り入れていくことをおすすめします。
身の回りにあるものを英語で言ってみる
英語学習となるとTOEICで出てくるような難しい英単語ばかりを覚えることが多いですが、日常の生活で使わない言葉を覚えるのはただの時間の無駄です。
日常生活で使う英語を覚えましょう。
日常英会話で必要な英単語は日常で必要な英単語です。
自分の身の周りにあるものを全て英語で言うことができますか?
「寝室の家具」「キッチンの調味料」「スーパーマーケットに並んでいる食材」「ユニクロにある服の種類」これらは毎日の生活で何回も目にするものですし、使う機会が極めて多いです。
まずは、身の回りにある簡単なモノから英語で言う練習をしていきましょう。
例えば、家の中を歩き回ってみて「冷蔵庫」を英語で言えなかったら、辞書で調べて”It is a Fridge”と覚えるだけです。
1回で覚えられない場合は付箋を貼っておけば、冷蔵庫を使用するたびに”It is a Fridge”と書かれた付箋を見ることになるので、食いしん坊な人なら1日で覚えることができちゃいますね。
この時に意識して欲しいことが、英単語の意味だけを覚えるのではなく英語のセンテンスとして覚えることです。
正しい英文法を身につけるには、普段から正しい文法で話す必要があります。
冷蔵庫を”Fridge”の意味だけで覚えてしまうと、英単語を覚えるだけになってしまい文章の中で上手く使いこなせることができません。
「It is a fridge(これは冷蔵庫です)」
「There is a fridge in the kitchen(キッチンに冷蔵庫があります)」
「Our fridge is placed next to a microwave(冷蔵庫は電子レンジの横に置いてあります)」
冷蔵庫を見るたびにこれらの英文を作り、ぶつぶつ言う習慣をつけると英単語を覚えられるだけでなく文法も感覚で使いこなせるようになっちゃいます。
身の回りのにあるモノを英語で覚えていく行為は何度もリピートして覚えるので効率がいいですし、独り言英会話を本格的にやるファーストステップになりますね。
今していること・これからすることを英語で言ってみる
やることは基本的に「身の回りのモノを英語で言ってみる」と同じです。
今していることやこれからすることを英語で言ってみましょう。
まず朝起きたら何をしますか?
僕は朝起きたらまず「グラス一杯の水を飲む」「トイレに行き体重を測る」「歯を磨く」を毎日して、「コーヒーを淹れる」「仕事に行く準備をする」をほぼ毎日します。
なので、僕の場合だと朝起きたら自分に向かってこう言います。
「I am going to drink a glass of water(グラス一杯の水をこれから飲むよ)」
「I’m going to the bathroom and weigh myself(これからトイレに行って体重を計る)」
「I’m gonna brush my teeth(これから歯を磨くよ)」
「I will make a cup of coffee for myself(これからコーヒーを淹れるよ)」
「I will be preparing for work(これから仕事に行く準備をするよ)」
ルーティーンのように毎日やることは毎日言う機会があるので、英語で言うことが習慣になります。
上記の5つの例文も毎朝ぶつぶつ呟くようにすることで、朝起きると考えなくても英語が自然に出てくるようになっちゃうんです。
また、5つの例文を見て気づいた方もいると思いますが「Be going to」「Be doing」「Be going toの省略形」「Will」「Will + be doing」の5つの未来形を使い分けています。
このように違った形で使い分ける習慣を付けることもとても重要なんですよ。
「Will」と「現在進行形」の使い分けなど細かい説明はここではしませんが、基本的に「Will」は今決めたことに使い、「現在進行形」はすでに決まっていることに使います。
また、「I’m gonna」の現在形を省略した形は「Be going to」よりも英語ネイティブに使われているので確実に使いこなせるようにしておきましょう!
このトレーニング方法を応用して、通勤中の電車の中や外で散歩をしている時などに何でも思ったことを英語で言う練習をしてみましょう。
天気が良ければ”Wow! It’s a beautiful day today”と言いましょう。 お腹が空いたら”I’m starving. Let’s eat something”と自分に語りかけてください。
英会話とはこれの繰り返しなので、毎日簡単なモノでもいいから英語で言う習慣を付けることで何でも好きなことを英語で表現できるようになっちゃいます。
「なぜなら”because”」で理由をつけ足していく
独り言英会話に限らず、英語学習を続けていると必ずぶつかる壁が同じことしか英語で言えないなんです。
英語は何となく話せるようになってきても、英語表現の幅が狭いから同じことしか言えないんですね。
この感覚を覚えるということは英語初心者の壁は突破したということです!
これから必要なことは、使える英語表現を増やすことです。簡単な英語表現が当たり前に言えるようになったら「理由付け」をして英文をどんどん長くしていきましょう。
例えば、先ほど朝のルーティーンで紹介した”I’m gonna drink a glass of water”を朝起きて当たり前のように言えるようになったら、「なぜなら”because”」をつけ足してみてください。
「I’m gonna drink a glass of water because I get thirsty in the morning(これからグラス1杯の水を飲むよ。なぜなら朝は喉が渇くからね)」
「I drink a glass of water every morning because we sweat a lot while sleeping(私は毎朝グラス1杯の水を飲みます。なぜなら寝てる間に多くの汗をかくから)」
毎朝やることであれば理由は決まっているので英語で言う習慣化が簡単にできます。
自分の言いたいこととその理由さえしっかりと伝えることができれば、英会話で言葉に詰まることは避けることができます。
これと同様に、”and”や”but”などの接続詞を使い文章を繋げる練習もしていきましょう。
「I’m gonna drink a glass of water and go to the bathroom(これからグラス1杯の水を飲んで、トイレに行くよ)」
「I’m gonna drink a glass of water but I feel like orange juice today(これからグラス1杯の水を飲むけど、今日はオレンジジュースの気分)」
「なぜなら”because”」を使わずに理由をつけ足していく
“because”を使うことでちょっと長い文章を作ることも容易になり、自分の言いたいことは不自由なく言えるようになります。
そうなると、次にやって欲しいことが“because”を使わずに理由付けをすることです。
「なぜなら”because”」は英語学習で必ず学ぶとても大切なことなので、英語ネイティブでも良く使います。
しかし、日本人は理由を説明する時に“because”を使いすぎな傾向にあり、細かなニュアンスが伝わり切らないことが多いので注意が必要です。
この細かなニュアンスが理解できるようになると、英語中級者から上級者に近づいてきている証拠になりますね。
例えば、朝起きたら”I’m gonna drink a glass of water because I am thirsty”と英語で言う習慣がついていると思いますが、これを”because”を使わずに言う練習もしてみましょう。
「I’m gonna drink a glass of water in the morning like everybody else does(他の人がやるように僕も毎朝グラス1杯の水を飲むよ)」
「I’m gonna drink a glass of water to hydrate myself(水分補給のためにこれからグラス1杯の水を飲みます)」
「I’m thirsty, so I’m gonna drink a glass of water(のどが渇いたからグラス1杯の水を飲みます)」
「I get thirsty in the morning. That’s why I drink a glass of water every morning(朝になるとのどが渇くから毎朝グラス1杯の水を飲むんです)」
“becasue”で理由付けをするのは悪いことではありませんが、より英語ネイティブに近い英語を習得したいのであれば、色んな英語表現を使いこなせるようにしておきましょう。
誰かに電話をかける振りで練習
この辺になると、独り言英会話も上級編に突入してきます。
今までは1人でひたすら英語を話すだけでしたが、これからは話し相手を想定して英会話の練習をしていきましょう。
鏡に向かって話しかけたり、ぬいぐるみを友達に想定して独り言英会話を実践する方法もありますが、僕がやるのは電話の振りをして独り言英会話です。
鏡に向かったりぬいぐるみに向かっての独り言英会話はなんか恥ずかしいので僕はやりませんが、両方とも効果は絶大なので気にしない方にはおすすめですよ。
誰かに電話をかける振りと言っていますが、別に電話を使う必要はありません。
誰かと話していることを想定してぶつぶつと呟くだけでいいんです。
さらに、この練習法の1番のメリットが公共の場でもできるということです。
今ではワイヤレスのイヤホンを使って電話をするのが当たり前の時代になりました。仮に1人でぶつぶつ言いながら歩いていても「誰かと電話しているんだな」と思われることがほとんどだと思います。
やり方は簡単で、会話風に英会話を楽しむだけです。誰かが電話先で質問してきたり、相槌を打っていることを想定して独り言英会話をやりましょう。
例えば、散歩をしながらこんな独り言英会話ができます。
自分: “Hey, I was thinking.. maybe I’m gonna have Japanese curry tonight”
空想の相手:”…”
自分: “Yeah! Do you think so? What do you think I should buy at the supermarket?”
空想の相手:”…”
自分: “Huh, I see. So I will buy the curry paste, carrots…”
別に空想の相手にセリフなんてなくていいんです。
自分が好きなように英会話の展開を作り上げていくと途中で話すことがなくなることを防ぐことができます。
自信がないうちはもちろん誰にも見られない家の中や車の中でやることをおすすめしますが、独り言英会話の効果を最大限に引き出すためにはどこでもできるようになることが大切です。
そうなると英会話力は一気に伸びます。
(スポンサーリンク)
独り言が思い浮かばない時の対処法
独り言英会話を始めても、まだ英語初心者の方だと英語で言えないことの方が多くなるのは当たり前のことです。
語彙力が上がれば言いたいことを英語で言うのも簡単になりますが、それができないのが英語初心者ですよね。
そんな時に試してほしいのが、言えない英語表現があったらすぐにメモに残すことです。
英語初心者のうちはそもそも語彙力が低いので、自分の力だけで英文を作ることは不可能に近いです。
その時に「分からない」を「分からないまま」にしておくのやめましょう。
分からない英語は調べるまで分かりません。
何事もやり始めが1番大変なんです。スマートフォンのメモに英語にできなかった文章を残して、時間のある時に調べてるようにしてください。
これの繰り返しで使いこなせる英語表現の幅が広がり、気づけば辞書に頼ることもなくなっていますよ。
(スポンサーリンク)
まとめ
今回の記事では「独り言英会話の効果とやり方」について紹介しました。
独り言英会話はメリットしかない最強のスピーキング練習メソッドです。
逆にやらない理由を見つける方が難しくないですか?
今すぐにでも実行できます。今すぐやりましょう!
余談となりますが、僕が独り言英会話を始めたのは英語学習を開始して2年目の終わり頃で、ワーホリから日本に帰国したタイミングでした。
その頃は英語ペラペラになりたいの欲望に溢れていたので「家の中では日本語禁止」などかなり厳しいルールを決めて1年近く日本でも英語を磨いてきました。
その効果は絶大でワーホリから帰国して1年後にフィリピン・セブ島で働くのですが、そこで受けたTOEICの模擬テストでは930点とTOEICの勉強をしたことないのに900点以上を取ることができたんです。
独り言英会話はスピーキング力の向上だけでなく、総合的な英語力の引き上げにも効果絶大です。日本に居ながら英語がペラペラになりたい人は必ず英語学習に取り入れてください!
質問や感想等ございましたら下のコメント欄、もしくはツイッターまでお願いします。
コメント