【最短で英語ペラペラになる】英語脳を鍛えるメリット・デメリットを徹底解説

こんにちは、Yutaroです。

今回の記事では「英語脳を鍛えるメリット・デメリット」について解説していきます。


この記事はこんな方におすすめです。

  • 英語を日本語に翻訳する癖をなくしたい
  • 英語は英語で理解できるようになりたい
  • 英語がペラペラになりたい
  • 英語中級者から上級者にレベルアップしたい


とにかく英語を上達させたい人は、絶対に読むべき内容となっています。

この記事を書いた僕は高校時代3年間英語赤点でしたが、英語脳を鍛えまくり、30歳となった今はオーストラリアのホテルでフロント業務に就いています。

目次

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英語脳とは何か!?

まずは、「英語脳」について解説していきますね。

英語脳とは「英語を英語で理解して、英語で文章を作る能力」のことを意味します。


英語学習者の多くは、ハイレベルな英単語や文法を使いこなして文章の読み書きができます。

しかし、この「英語脳」が鍛えられていないと、頭の中で「日本語⇒英語」の翻訳作業をしなければ英語を話すことができません。

英語を聞く場合も「英語⇒日本語」の翻訳作業をしなければならないので、考える時間を与えられるリスニングテストでは高得点を取れても、テンポの速い英会話でついていけなくなってしまうんです。


その点、英語脳を鍛えると英語が母国語の人と同じような感覚で英語を話せるようになります。

大人になってから英語学習をスタートした人は「英語を英語で理解して、英語で考えるなんて無理だよ」と感じてしまうでしょう。僕もそのうちの1人でした。


しかし、英語脳は誰でも鍛えることができます。

高校3年間英語が赤点だった僕でも、英語脳を鍛えたことで僕の英語力は飛躍しました。今では洋画を字幕なしで楽しんでいますし、オーストラリアのホテル受付の仕事ではクレーム対応ももちろん全て英語で行っています。


英語脳は絶対に鍛えた方がいいです。英会話の上達だけでなく、今後の英語学習の効率も飛躍的にアップします!

しかし、英語脳を鍛えることは簡単ではありません。英語脳を鍛えるために英語学習のスピードが一時的に落ちてしまう可能性も十分にあります。

英語脳を鍛えるメリットの方が断然多いですが、デメリットもいくつかあるので順番に紹介していきますね。

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英語脳を鍛えるメリット

まず、英語を話せる人は2パターンの方法を使って英語を話しています。

1つ目は、頭の中で日本語のセンテンスを英語に翻訳し英語を話す日本語脳で英語を話す人。もう2つ目は、英語で文章を作り、そのまま英語で話す英語脳で英語を話す人です。


英語を話すだけが目的であれば、しっかりと英語を勉強することでどちらの方法でも英語を話すことができます。

特に、英語学習の目的が「海外旅行で使える英会話を覚える」や「メールのやり取りを英語で行う」程度であれば無理して英語脳を鍛える必要性はありません


しかし、英語を勉強している理由が「英語を英語ネイティブみたいにスムーズに話したい」や「海外の映画を字幕なしで理解したい」であれば、これから紹介する英語脳を鍛える必要があります

「英語脳」を鍛えて得ることのできる4つのメリット
  • 英会話がスムーズになる
  • 字幕なしで洋画が観れる
  • 新しい英単語や英語表現を簡単に覚えられる
  • 言葉に詰まっても違う表現で言い回しができる

1つずつ説明していきます。

【英語脳を鍛えるメリット1】英会話がスムーズになる

英語脳を鍛える1番大きなメリットは、なによりも英会話がよりスムーズになることです。

英語を習う理由の多くが英会話のマスターだと思うので、ここは大切なポイントですね。


そもそも英会話が苦手な人は、会話中に時間がかかり過ぎてしまうのが大きな原因です。

英語を頭の中で翻訳して話す人は、英会話で必要なリズムに乗って話すことができません。


英会話は2人以上の人間が関わって成り立ちます。

仮に1万語を超える英単語を記憶していても、頭の中で毎回翻訳作業をしていてはテンポのいいスピードが要求される日常会話では付いていくことができなくなってしまいます。


プロの翻訳家のように瞬時に頭の中で言語を変換して話すことができれば問題ないですが、それができる人はそんなにいないと思います。むしろ、プロの翻訳家レベルの翻訳能力を鍛える方が英語脳を鍛えるよりも遥かに難しいですよね。

英語脳を鍛えることができれば、たとえ語彙力が乏しくてもペラペラと英語を話すことができるようになるんです

語彙力が低くても英語がスラスラ出てくるわけ

なぜ英単語をそこまで知らなくても英語がスムーズに話せるようになるかと言うと、知らない表現も簡単な英単語でカバーすることができるからです。


英語をスムーズに話すために難しい英単語を覚える必要はありません。アメリカ生まれの3歳児を想像してみてください。

彼らは、日本人の高校3年生よりも知らない単語が遥かに多いです。難しい英文法のルールも知りません。それでも、お父さんやお母さんと何の問題もなく会話をしていませんか?


3歳児の子供が覚えている単語数はたったの200語ほどしかありません。5歳児の子供でも2,000語程度です。間違った文法で話すこともありますが、必要最低限の英単語を使いこなすことで会話は十分にできるんです。

仮にTOEICで900点以上取れる人の語彙力は10,000語と言われています。社会人のTOEIC平均点である600点でも語彙力は5,000語程度もあります。それだけある英語力を使いこなせないのは勿体ないと思いませんか?

英語脳を鍛えると、その「TOEICで900点以上取れる力」をフルに英会話で使うことができるんです!

【英語脳を鍛えるメリット2】字幕なしで洋画が観れる

英語脳を鍛えると得ることのできる2つ目のメリットは、字幕なしで洋画を観れるようになることです。

英語学習者の多くが目指す「字幕なしで洋画を楽しむ」ですが、簡単なことではありません。個人的な意見ですが、日本人は英会話が上手くても洋画を字幕なしで観れる人はかなり少ないと思います。


洋画を字幕なしで理解できない理由の1つが、テンポの速さについていけないからです。

友達と英会話をするだけなら、ゆっくりと自分のテンポで話すことができるので日本語に翻訳しながらでも理解できます。

しかし、決められた時間の中でテンポよくストーリー展開をしなければならない映画や海外ドラマは、友達との英会話などと比べると格段に速いのでついていけなくなってしまいます。


これも、英語脳を鍛えることで解決ができちゃいます。

そもそも早い英語が聞き取れない最大の理由が、英語から日本語に翻訳中でも英語がどんどん流れてくるからです。

最初のセンテンスが理解できても次のセンテンスが聞き取れないので、そこで置いていかれてしまうんですね。


その点、英語を英語で理解できる人は話し手と同じタイミングで理解できるので、英語自体が聞き取れる限りは簡単に理解ができるんです。

洋画を字幕なしで観たい方は、下記の記事でリスニング力を上げるコツを伝授してます。

【英語脳を鍛えるメリット3】新しい英単語や英語表現が覚えやすくなる

英語脳を鍛える3つ目のメリットは、新しい英単語や英語表現が覚えやすくなることです。

今まで「日本語⇒英語」で単語を覚えてきた人からすると難しいと感じるかも知れないです。しかし、英語を英語で覚えられるようになると、この新しい表現を覚える工程が一気にラクになります


この理屈を、ピアノの練習で例えれば分かりやすいかと思います。


ピアノは音符が読めなくても、曲を覚えることは可能ですよね。どこに指が行くかさえ覚えれば、ピアノ経験がない人でも1曲や2曲は弾くことができるようになります。

言うまでもないですが、音符が読めない僕は楽譜を渡されても何もできません。その曲を披露しようと思ったら、何日間もその曲の練習をして鍵盤の位置を覚えなければいけません。


しかし、音符が読める人であれば、初めての曲でも楽譜を見た瞬間に弾き始めることができます

ピアノ初心者は音符が読めるようになるまでは大変な思いをしますが、音符が読めるようになれば後はピアノのテクニックを磨くだけです。


英語も同じなんです。

英語学習の基礎を「文法や英単語を覚えること」と思っている方が多いですが、僕が思う英語学習の基礎は「英語脳」です


英語脳を鍛える工程はかなり時間がかかります。しかし、英語を英語で理解できるようになれば、無駄な工程である「日本語で意味を覚える」をスキップでき、2倍以上の速さで英単語を覚えることが可能です。

さらに、日本語で英単語の意味を覚える勉強法では理解することが難しい「英語にしかないニュアンスの違い」なんかも感覚で覚えることができます。より詳しく「英語を英語で覚える方法」は、下記の記事で解説しているので参考にしてみてください。

【英語脳を鍛えるメリット4】言葉に詰まっても違う表現で言い回しができる

英語脳を鍛える4つ目のメリットは、言い回しが柔軟にできるようになることです。

従来の「日本語で英単語の意味を覚える勉強法」では、柔軟に英語を使うことが難しいんです。というのも、この方法だと英単語を覚えても、1つの意味だけで覚えてしまうことが多いからです。


例えば、英単語の”admit”の意味を覚えるとしましょう。

“admit”は辞書で調べると「認める・入れる・収容できる」と出てきます。しかし、学校なんかで学ぶ際は「admit=認める」としか説明してない教材も多いので、そう覚えている人も多いのではないでしょうか。

そもそも、1つの英単語に対して3つも4つも意味を覚えること自体がハードですよね。


実際に”admit”は「認める」として良く使われているのでそれはいいのですが、問題なのが、会話の中で”admit”が出てこなかった時です

日本語から英語へと翻訳しながら話していて「~を認める」の英単語を忘れてしまった場合、他の英単語で「~を認める」の意味を持つ言葉を探してこなければ文章が完結しません。


「~を認める」と日本語で調べると、”admit”以外に”recognize”や”acknowledge”が出てきます。

なので日本語脳で英語を話す人は、”admit”の代わりに”reconginze”や”acknowledge”を使いがちなんです。


仮に日本語の文章が「浮気したことを素直に認めるよ」だった場合、英語に訳すと”I honestly admit that I cheated on you”となります。

しかし、このセンテンスの”admit”を”recognize”や”acknoeledge”で代用すると、浮気した事実を認めるといよりも「浮気しちゃってたらしいね」的な軽いノリに聞こえてしまいます。

日本語から英語への翻訳をすると、この辺のニュアンスを理解することが困難になってしまうんですね。


しかし、英語脳で英語を理解できる人であれば、ニュアンスでセンテンスを理解しているので違う言い回しで同じことを言うことが可能です。

“You are right that I cheated on you”もしくは、”It is true that I cheated on you”と簡単な英語で代用ができます。”You are right”で「君が正しいよ」、”It is true”で「本当のことで」と間接的にですが「~を認める」と同じようなニュアンスのセンテンスを作ることが簡単にできます


仮にこのセンテンスで相手に最も伝えたいことが「浮気したことに対しての謝罪」であれば、”I am so sorry, I cheated on you”がニュアンス的に1番しっくりきますね。

こういった柔軟な発想の転換は、日本語脳で英単語を覚えている限りは難しんです。

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英語脳を鍛えるデメリット

メリットほど多くはないですが、英語脳を鍛えるデメリットもいくつかあるので紹介していきます。

英語脳を鍛えるメリットや効果は、上記で紹介したようにたくさんあります。

しかし、英語脳を鍛える必要がない人もいます。英語学習の目的によっては、英語脳を鍛えること自体が時間の無駄になってしまう可能性だってあります。


英語脳を鍛える勉強法を紹介する前にデメリットを知っておくことはとても重要なので、一緒に見ていきましょう。

【英語脳を鍛えるデメリット1】とにかく時間がかかる

「英語脳を鍛える」と簡単に言っていますが、もちろん簡単なことではありません。英語を英語で理解できるようになるまで、かなりの時間がかかります

海外生活の長い僕を例にあげると、日本語を使わないで英語を理解できるようになるまでに3年くらいはかかりました。洋画や海外ドラマが字幕なしで理解できるようになってきたのもそれくらいの時です。

ちなみに、僕はただ単に海外に住んでいたわけではありません。暇な時間さえあれば『フレンズ』を見て英語のインプットし、覚えた表現を実際に英語ネイティブに試しアウトプットをする完璧な英語環境に身を置いていました。それでも3年近くは英語脳を作りあげることができなかったんです。


また、英語脳を鍛えるためには、周りの環境が非常に大切です。

日本語を話す機会が多ければ多いほど、英語脳を鍛えるのは難しいと考えています。

なので、日本に住んでいる方で英語を話す機会が極端に少ない方だと、自ら英語環境を作らない限り英語脳は鍛えられません


長い目で見れば、英語脳を鍛えることでTOEICで高得点を取ることも簡単にできます。

しかし、すぐに結果が出るような英語学習法ではないので「TOEICで○○日までに900点を取る」といった明確な目標を持っている人は、英語脳を鍛える勉強法は逆に非効率になってしまいます。

【英語脳を鍛えるデメリット2】英語環境に身を置く覚悟が必要

上記でも触れましたが、英語脳を作るためには周りの環境が何よりも重要です。

英語の勉強をしているのに日本語しか使っていなかったら、英語脳を鍛えることなんてできません。


毎日コツコツやることはとても大切ですが、毎日ガツガツできればやった分と比例して英語は早く伸びていきます。

さらに、英語の上達を実感できればやる気に繋がり、継続がしやすくなりますね。


ワーホリや語学留学で海外に来る日本人はたくさんいますが、英語ができないまま日本に帰国する人が多いのは事実です。実際、2年間のワーホリで英語学習に全力を注いだ僕でも、満足した英語力をつけることができずに日本に帰国しました。

毎日英語を話す環境にいたので英語は確実に上達しましたが、英語ペラペラと呼ぶには程遠いレベルでしたね。

日本語を話す機会が多ければ英語環境ではない

海外に住んでいるから英語環境にいると勘違いしている人が多いですが、日本語を話す機会が少しでもあるのであれば、それは英語環境とは呼べないと僕は思っています。


完全に僕の独断と偏見ですが、英語が上達しない理由は、英語を話す機会が少ないからではなく、日本語を話す機会が多すぎるからです。

英語を話す環境にいても、日本語を話している限りは英語脳は鍛えられません。英語を話す機会が多いので英会話は上手くなりますが、それと英語脳を鍛えることは全く別の話になります。


日本語を話す機会が多すぎると、英語ネイティブのような英語力を身につけることは非常に難しいということです。

なので、英語を上達させたいのであれば周りの環境を変える必要があり、それがデメリットと感じる人が多いです。日本に居ながらも英語環境を作る方法は下記の記事で解説しています。

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英語脳を鍛える勉強法

上記では、英語脳を鍛えるメリットやデメリットを紹介しました。

英語脳を習得するまでは時間がかかりますが、それ以降は英語の上達が一気に加速します。長い目でみるとメリットの方が遥かに多いので、今のうちに英語脳を鍛えておきましょう!


「英語脳を作る方法」については、下記の記事で詳しく解説しています。*元々はこの記事で「英語脳を鍛える勉強法」も紹介していましたが、勉強法のみにフォーカスした記事をもう1つ作り直しました。

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まとめ

今回は「英語脳を鍛えるメリット・デメリット」を紹介しました!

英語脳を鍛えることで得られる効果は、絶大です。


英会話がスムーズになるだけでなく、新しい英単語や英語表現も格段に速いスピードで覚えられるようになります。

また、英文法や英語にしかないルールや細かいニュアンスの違いにも敏感に気付けるようになるので、相手を困らせたり怒らせたりすることもなくなります。


今回の記事を通して英会話の壁を1つ超え、次のレベルに進みたい方の助けになれたら幸いです。

質問がある方は下のコメント欄、もしくはツイッターまでお願いします。

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この記事を書いた人

30代オーストラリアで働くホテルマン。高校3年間英語赤点+100㎏を超える肥満児。22歳の時にフィリピン留学を経験し英語学習を始める。アメリカ横断、ワーホリ、フィリピン勤務、東南アジアバックパッカー等で英語力を磨き、28歳でオーストラリアの大学でホテル経営を学ぶ。ブログでは主に英語学習や海外留学について発信しています!

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