【トラブル続きで途中帰国】英語話せない男がアメリカ横断一人旅に行った話

こんにちは、Yutaroです。


今回の記事でお伝えするのは、21歳の時に英語が全く話せないのに思い付きで行ったアメリカ横断一人旅の話です!

結果を先にお伝えすると、スマホを盗まれホームシックに耐えられず、アメリカを横断するに帰国したというちょっとダサいお話になります(笑)


この記事では僕のアメリカ横断一人旅での失敗談から、海外へ一人旅に行かれる方へ便利なアドバイスをまとめて紹介していきます。

目次

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アメリカ横断一人旅をしようと思った理由

高校を卒業してから引っ越し屋で働いていた僕は、働いて寝るだけの毎日を送っていました。休みの日も疲れすぎて何もできないような日々でしたね。

そんな休日に寝るだけのつまらない生活を送っていた21歳の僕が、アメリカ横断を決意した理由はそんなつまらない自分を変えたかったからです。

根暗でつまらない自分を変えたくて1人旅を決意

高校卒業後に引っ越し屋で働き始めた僕は、仕事以外での部分(プライベート)が全く充実していませんでした

彼女なんていなかったですし、友達もいませんでした。学生時代の友達は大学で楽しそうにしてましたが、僕は過酷な肉体労働だったので遊びに行くことさえできなかったですね。


そんな中、毎日のように引っ越し屋で一緒に働いていた大学生の楽しそうな話や海外旅行の話を聞かされて、嫉妬に似た感情を抱いていました(笑)

「仕事するだけの毎日」「せっかくの休みも疲れているから1日中ゴロゴロする」そんなツマラナイ自分を変えたかったんです。英語が全く話せないのに、アメリカへのバックパッカー1人旅を計画してしまいました。


ちなみに、このアメリカ横断を期に僕の人生は180度変わり始めました。その人生のターニングポイントをまとめた記事があるので、そちらも読んでみてください!


行き先をアメリカにした理由は、僕の中で海外旅行といえばアメリカだったからです。

もちろん、東南アジアやヨーロッパも最初は検討しましたが、周りと同じことはしたくなかったのでアメリカに決めました。アメリカに行った人が僕の周りにいなかった。それだけです!

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トラブル続き!アメリカ横断一人旅

周りの大学生に影響され、英語が話せないのに無計画でアメリカ横断一人旅に行きました。結果は、この記事の冒頭でもお伝えしたように大失敗でした。

初日から野宿しかけて、ドラッグディーラーに追いかけられて、最後はスマホを盗まれ一人旅を途中で諦めて帰国、と辛い思い出しかないくらい惨めで泣きたくなった一人旅でした(笑)


この経験があったからこそ今の僕がありますが、いい思い出として残るようなアメリカ横断一人旅がこの時にできていたらなとは思います。なので、いかにして英語ができない僕がアメリカ横断一人旅を大失敗したのかをお伝えしていきますね!

21歳のピュアな僕を笑ってやってください(笑)

無計画でアメリカに行く

アメリカ横断を決めた僕は、とりあえず引っ越し屋の店長に2カ月間の休みを告げました。後になって怖気づいて行かなくなるのも嫌だったので、会社のみんなも言いふらしておきました(笑)

また、バックパッカーのような無計画の一人旅に憧れていたので、日本からアメリカのワシントンDC行きの航空券と、カナダのトロントから日本行きの航空券もこの時点で購入しておきました。

細かな予定は立てずに、アメリカ大統領のホワイトハウスがあるワシントンDCから旅を開始、ニューヨークなどの主要都市を観光しながら西海岸に向かってバスで横断、シアトルからカナダに入国し、バンクーバーとトロントを観光し日本に帰国というざっくりしたプランです。


なんとなく行きたい都市だけ決め、泊まる宿や移動方法は旅の途中で決めようと、ほぼノープランでしたね。

45リットルのバックパックに「最低限必要な洋服」「デジカメ」「地球の歩き方アメリカ編」と100円ショップで購入した「旅行で使えるトラベル英会話の本」を詰め込み成田空港へと向かいました。

アメリカ横断以外にも東南アジアをバックパッカーで回ったりもしたことがありますが、バックパックを選ぶのであればmont-bell(モンベル)が断然おすすめです。やっぱり良いやつを1個持っていると物持ちもいいですし、使い勝手もいいので少し高かったですが緑バージョンの45ℓを今でも愛用しています!

【トラブル①】嵐の影響で飛行機が飛ばない

午前中にアメリカに到着したかった僕は、午前10時発の飛行機で出発しました。初めて飛行機に1人で乗ったので、ワクワクしすぎて分かりもしない洋画を飛行機の中で3本も観てしまいました(笑)

10時間を超える空の旅を終え、ワシントンDCへの乗り換えをするためにニューヨークに到着しました。でも、この日はすごい雨が降ってたんですよね。ニューヨークへの乗り換えゲートで待っていたのに、一向に飛ぶ気配がないんです…

出発時刻がどんどん遅れていき、少しずつ不安が募ってきました。空港アナウンスは頻繁に流れているのですが、なんせ英語ができないので聞き取れないんですよ。


空港の英語アナウンスは聞き取れないので、周りの人のリアクションを見ながら一喜一憂して3時間ほど待ってましたね。しかし、1つのアナウンスが流れた後に、周りがどよめき始めたんです。

カウンターにも行列ができ始め、変だと思い掲示板を良く見てみたら”Cancelled”の文字がありました。英語ができない僕でも流石にキャンセルの意味は分かりました(笑)

【トラブル②】カウンターで英語が通じない

飛行機がキャンセルになったことは伝わったのですが、何をしていいのかも分からなかったのでただただベンチに座って待っていました。

何とかこの旅のスタート地点であるワシントンDCからバックパッカー旅を始めたかったけど、ニューヨークの空港で英語で文句を言う力もないので諦めてニューヨークで降りることにしました。カウンターに並び、「ニューヨークで降りて荷物を受け取りたい」と英語でかっこよく説明!

したかったのですが、カウンターのお姉さんが僕の英語を全然理解してくれないんです(笑)


何を言っても僕の英語が通じないし、お姉さんが何を言ってるかも全然理解できないんです。お姉さんがイライラしているのも伝わってくるし、僕の後ろには長蛇の列ができてるし…

5分ほどの会話だったと思いますが、1時間くらいに感じました。

英語と日本語を話せる救世主に助けられる

使い物にならないトラベル英会話の本をパラパラしながらもがいていたところ、隣のレーンに並んでいたキレイな中国系の女性が「ワタシ、日本語喋れますよ」と通訳をしてくれたんです!

いやー、本当にかっこよかったですねー。惚れました。今でも忘れないです。

僕が英語学習を始めようと思った1番最初のキッカケは、もしかしたらこの女性だったのかもしれないですね。それくらいにカッコいいなと思いました。

【トラブル③】初日からニューヨークで野宿

救世主のおかげで何とかニューヨークで降りれたのですが、すでに夕方だったこともあり泊まる宿を探すことにしました。

ポケットWi-Fiをケチって契約しなかったので、スマホは外では使い物にならないんです。なので「地球の歩き方・アメリカ編」を頼りに安宿を探して歩き回りましたが、宿が見つからない!


地球の歩き方・アメリカ編には、チェルシーという地区に1泊2,000~3,000円で泊まれるバックパッカーホステルがたくさんあるって書いてあるのに何もないんですよね。空き店舗ばっかりなんです。

このアメリカ横断一人旅は2カ月間の予定だったので、安宿に泊まらないと旅の途中で破産してしまいます。1泊1万円以上するホテルには泊まれないのであきらめずに探し回っていたものの、気づいたら夜中の2時を超えていました


重いバックパックを背負いながら3万歩以上も歩き続けた僕は、もうへとへとです。危ないと知りながらも、アメリカ横断一人旅の初日はニューヨーク・マンハッタンの公園で野宿することに決めました

初日からもう泣きそうでしたね。いや、泣いていたかも知れません(笑)


どこで寝ようかとニューヨークの安全そうな公園を探していたのですが、やはりニューヨーク郊外の公園で治安が悪いんですかね。深夜の2時なので、ガラの悪い若者やホームレスがうろうろしてるんですよね。

クレジットカードを持っていなかった僕は、現金で100万円近くを持ち歩いていたんです。怖くなった僕は、公園を出てもう一度宿を探すことにしました。

【トラブル④】普通のホテルも泊まれない

とりあえず初日なのでバックパッカーホステルは諦め、普通のホテルを探すことにしました。

普通のホテルはたくさんあるので、そのうちの1つに入ってみたのですが「クレジットカードを持ってないから泊めさせられない。他のホテルに行ってくれ」と追い出されたんです。


アメリカはカード社会なため、クレジットカードを持ってない人は信頼されないそうなんですよね。

今現在ホテルのフロントデスクで働いているので分かりますが、あの当時の英語力の僕がクレジットカードなしでホテルに来たら、面倒くさくて拒否したくなる気持ちも分からなくはないです。


次のホテルでも同じ理由から泊めさせることができないと言われましたが、このホテルでクレジットカードなしでも泊まれるホテルを紹介してもらいました。

その紹介してもらったホテルのカウンターのお姉さんが本当に良い人で、夜中の3時過ぎに到着した僕にすごい親切な対応をしてくれたんです。グーグルの翻訳機能を使いながら、デポジットの説明などをしてくれて何とか初日の宿を見つけることができました。


初日はそのホテルで200ドルくらいかかってしまいましたが、次の日以降は安宿をすんなりと見つけることができ、5日間のニューヨーク滞在を満喫しました!

やっぱり、ニューヨークは最高ですね。また、行きたいです。

【トラブル⑤】移動手段を失う

ニューヨークの次の目的地をナイアガラの滝に決めた僕は、ニューヨークにあるバス会社「グレイハウンド」に向かいました。

グレイハウンドとは、アメリカの各都市を繋ぐアメリカ合衆国で最大規模のバス会社です。アメリカだけでなくカナダやメキシコの都市にもターミナルがあるので、安く長距離移動をしたいバックパッカーにおすすめの移動手段となります


グレイハウンドのバスターミナルに着いてチケットを買おうとしたのですが、ここでまた英語が話せないデメリットを最大限に発揮してしまいます。


なぜか3つのカウンターでたらい回しに合うんです

一向にチケットが買えないまま、時間だけが過ぎていきました。3時間はそこにいた気がします。


不安になった僕はスターバックスに向かいWi-Fiを繋げ調べてみると、僕が買う予定だった30日間の乗り放題チケットが数か月前に廃止になったと書いてありました。


地球の歩き方・アメリカ編にはグレイハウンドの「乗り放題チケット」を使った旅のやり方が紹介してあり、その乗り放題のチケットを使うことを想定して予算を決めていたんですよね。

行き先ごとにチケットを買う場合は、乗り放題チケットとは非にならないくらい高額になります。なので、アメリカ横断一人旅が始まってわずか5日で、これから先の貧乏旅行が決定してしまいました…


ニューヨークに2カ月滞在する訳にもいかないので、ナイアガラの滝行きのチケットをなんとか買いバスに乗り込みました。

ナイアガラの滝は、本当に凄かったです。

ナイアガラ滝は写真では絶対に伝わらない、行かないと分からない良さがあります。機会があったら絶対に行ってください!

【トラブル⑥】アトランタで怖いお兄ちゃん達に追いかけられる

無事にナイアガラの滝の観光を終えた僕は1人旅にも慣れてきて、バスターミナルでのやり取りもスムーズになってきていました。

アメリカ横断一人旅3つ目の目的地は、1996年にオリンピックの舞台にもなったアトランタです!


バスターミナルのカウンターで「I want to go to アトランタ」と言っても全く通じないんです。その後「あとゅらーんた」「あてょらんたー」と15回くらい言い直して何とかチケットの購入に成功しました。

正直、この時のアトランタの発音が全く通じなかったのはガチでビビりましたね…発音は勉強しておいた方がいいですよ(笑)


アトランタには夜中過ぎに到着したのですが、なんとなく1人旅にも自信が付いてきたこともあり地球の歩き方に乗っていたモーテルに向かい歩き始めました。

これが、大失敗でしたね。


バスターミナルを出て歩きだしてから10メートルもたたずに、片腕がない黒人のお兄ちゃんに何かをせがまれました。手の動きなどからドラッグ系だったと思います。

何とか片腕の彼は振り切ることに成功したのですが、今度は違う兄ちゃんが 「行きたいとこに連れてってやるから金出せ」的なことを言いながら、ずっと付いてくるんです。この兄ちゃんはしつこかったですね、50メートルくらいは後をついてきました。


その後もう1人の黒人にも絡まれ、命の危険を若干感じながらも何とかモーテルに着きました。

アトランタの観光自体はスムーズでコカ・コーラの工場を見学したり、オリンピック公園の観光など充実したモノでした。

【トラブル⑦】隣のおばさんがデカすぎて席に座れない

その後テキサスに向かうのですが、アトランタからテキサス間の10時間以上かかるバス移動がまさに生き地獄でした。


夜中のバスに乗って昼前にテキサスに着くスケジュールだったのですが、バスに乗り込んでビックリです。僕の3倍くらい横にでかいおばちゃんがもう座ってたんです。ザ!世界仰天とかによく出てくる超肥満のアメリカ人を想像してもらえればイメージが湧きやすいかと思います。

2人掛けのシートだったのですが、僕のシートの半分はもう座られている状態でした。仕方がないので、とりあえず右のお尻だけで座ることにしました。


そんなこんなで始まった、10時間右ケツだけ座りながらのバス移動。

最初の30分は何とも無かったのですが、途中から右半分のケツに異常な痛みが発生しました。隣を見ると、優雅に景色を楽しむ太ったおばちゃん。ケツが痛すぎて、怒る気持ちさえ湧いてきませんでした(笑)

それでもなんとか痛みに耐えながら、2時間は経った頃です。もう無理かと思い始めた頃、バスが1回目のトイレ休憩に入りました


その太ったおばちゃんはトイレ休憩でバスから出ていきましたが、僕はトイレ休憩の時間が分からなく、置いて行かれるのが怖かったためそのままバスで待っていました。

10分くらいしたらそのおばちゃんが幸せそうにマックの袋を両手に持って帰ってきて、さらなる右ケツ地獄の旅が始まりました。


マックのポテトをくれたりとそのおばちゃん自体はいい人だったのですが、僕の右ケツは前回よりも早く限界を迎えることに…

この頃になると僕はバス内で右ケツの痛みを左ケツに分散させる為に不審な動きをしたり、立ち上がったりしていました。おばちゃんもその様子に気づき、心配している様子でしたね。


さらに3時間ほどの地獄を経験したあと、2回目のトイレ休憩に入りました。

今回は僕もトイレの限界が来ていたこともあり、急いでトイレに行きました。バスの発車時刻を逃さないようにすぐに戻ってきたのですが、なんとあのデブのおばちゃんが僕の反対側の席に座っていたんです


どうしたのかなと思いつつも僕の席に戻ると、僕が座っていた席に5歳くらいの小さな女の子がちょこんと座っていたんですね。

そのおばちゃんが何を言っていたのかは理解できなかったのですが、そのおばちゃんと僕の左側のシートに座っていた3人の親子が家族のようで、デブのおばちゃんが3歳児くらいの小さな子を抱えて座ることでスペースを作り、席を交換してくれたそうなんです。


残りの3時間は両ケツをしっかりシートにつけて、快適に移動することができました。

その時はケツの痛みからか「なんて親切な人たちなんだろう」と思って感激してましたが、今思えば「もっと早い段階で変われや!」って感じですよね(笑)

【トラブル⑧】スマホを盗まれる

その後テキサスをガッツリ観光し、ラスベガス近くのフェニックスに向かいました。

フェニックスに着いたのは、夜中過ぎです。アトランタでの怖い経験から、宿探しは次の日にすることにしました。

バスターミナルには僕みたいなバックパッカーがたくさんいて、みんな携帯を充電しながら床で寝ているんです。


僕も彼らの真似をしてスマホを充電しながらバックパックを枕にして寝たのですが、朝起きたらスマホがなくなっていたんです。このブログに当時の写真がないのもそういった理由からです。

一瞬頭が真っ白になったのですがホームシックも限界に近づいていたこともあり、特に考えることもなく「もう帰ろう」と決めてタクシーに乗り込み近くの空港へ向かいました。

このブログでは書いていませんが、このアメリカ横断一人旅中に英語が話せないことから人種差別にあうような経験もしました。1人旅やバックパッカーの魅力でもある「旅の友達」も全然できなかったので、アメリカに着いた初日からホームシックになっていたんです。


帰りの飛行機も取っていたのですが、そんなことはどうでもよくなるレベルでホームシックになっていて「とりあえず日本に帰りたい」その一心で1番早い飛行機をその場で取り、その日の内に日本に帰国してしまいました。

帰りの飛行機代は20万を超えていた気がしますが、帰りたい気持ちが強すぎて「トラベル英会話本」に載っている色んな英語表現を組み合わせて、1番早い飛行機のチケットが買えました。人間ここまで追いつめられると、気持ちで英語も通じるんだなと実感しましたね。

【アメリカ横断一人旅】14日目で日本に帰国

そんなこんなで、2週間ほどの僕のアメリカ横断一人旅はあっさりと終わりを遂げました。

日本に着いてすぐに体重を計ったら10㎏以上も痩せてたので、ライザップにお金を払ったと思えば少し気がラクになります(笑)

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アメリカ横断一人旅を失敗して学んだこと

この記事では省きましたが、アメリカ横断中は親切な人に本当にたくさん出会いました。知らない人に声をかけられて世間話をしたり(僕は英語が話せないので聞いてるだけ)、道案内をしてもらったりと何度も助けられました。

しかし残念なことに、そうではない人にも何人か出会いました。彼らの英語が早すぎて理解できなったので、全員がそうだとは言いきれないですけどね。

自分の英語力の低さを実感する

アメリカ横断一人旅を通して、いかに自分の英語力が低いのかを実感しました。高校3年間英語が赤点なので、当たり前の結果なんですけどね。なぜか自信はありました(笑)

伝えたいことも何一つ伝わらないし、何言っているかも全く聞き取れない本場のアメリカ英語を肌で感じたのはいい経験になりましたね。グアムのレストランでちょっと通じて調子乗ってました。


「あのバス乗り場で態度の悪かったおっさんが僕に何て言ったのか」が本気で理解したくて、英語の勉強を始めようと決意したんです。

その半年後にフィリピン留学に行くことになったのも、ここでの失敗が大きく関係してますね。帰国後すぐはこの旅に出たことに後悔してましたが、今は行って良かったと心から思っています。

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【僕の失敗から学ぶ】これから海外一人旅をされる方へのアドバイス

僕のアメリカ横断一人旅は、完全なるノリで決行しました。

英語の成績が高校3年間赤点だったにも関わらず何故か自信満々で、アメリカの勉強も何もせずに旅に出てしまいました。


もちろん失敗から学ぶことも多いですが、海外への1人旅には危険がつきものです。僕は途中棄権したこともあり、スマホを盗まれる以上の大きなトラブルに巻き込まれることはありませんでした。

しかし、治安の悪いニューヨークの郊外で野宿しようとしたり、アトランタの人影の少ない夜道を現金100万円を持ちながら1人で歩いたりと、今思えばかなり危険なことをしていました。


「あそこで旅を続けていたら、何か起きていたかも知れないな」とたまに本気で思うことがあるくらい、危険行為をしていたなと反省しています。

「ノープランで海外一人旅」や「バックパッカーで自由に好きな国を回る」と聞くとカッコイイですし挑戦したくなる気持ちも分かります。しかし、それは海外一人旅に慣れるまでは避けた方がいいです。

海外で不運な事故に遭ってしまうことを避けるためにも、最低限のルールを決めてから一人旅に行くことをおすすめします。


今回の失敗を通して、出発前にやっておけば良かったことが5つあります。

  1. 計画をしっかり立てる
  2. 英語はある程度話せるようにしておく
  3. タイやフィリピンなど身近な国から徐々に攻める
  4. 期間は短く
  5. ケチりすぎない

順番に説明していきますね。

【アメリカ横断一人旅アドバイス❶】計画をしっかり立てよう

今回のアメリカ横断一人旅失敗の経験から、しっかりと旅の計画を立てることは大事だと習いました。

1人旅の経験が浅い人は、しっかりプランを立てることで安全面だけでなく旅の充実度も上がりますね。


特に今回の旅での失敗点をまとめると、僕のリサーチ不足が原因だったことがほとんどです。

しっかりとアメリカのホテル事情について調べていれば、初日にニューヨークを夜中の3時までさ迷うこともなかったですし、バスの乗り放題チケットが廃止になったことも事前に知ることができたでしょう。


2泊3日の台湾旅行ほど綿密に計画を立てる必要性はないですが、少なくとも「自分が行きたい都市や国の情報」「交通機関」「治安」については、しっかりと学んでおいたほうがいいです。

特に初めてのこととなると、何か起きた時に対応が難しくなります。ある程度の知識があれば対応も変わってくるので、これから1人旅を計画している方は今のうちからしっかりとプランを立てておきましょう!

【アメリカ横断一人旅アドバイス❷】英語はある程度話せるようにしておこう

「アメリカに行くのに英語が話せない」ってめちゃくちゃ不自由です。

僕は小学校6年生まで英語の習い事をやっていたので、英語には割と自信がありました。中学で英語の勉強をやめてしまったので高校時代の成績は赤点だったんですけど、なぜか自信はあったんですよね。


実際、僕の英語は全然通じませんでした

もちろん英語が通じなくても親切な人は多いですし、僕の当時の英語力でも十分に楽しむことはできました。しかし、それでも大変だった印象が強く残ってしまいますね。


「きっとこの世界の共通言語は英語じゃなくて笑顔だと思う…」なんて歌がありましたが、やっぱり共通言語は英語だなと実感しました

英語が話せなくても友達ができやすい人はいますが、1人旅となると変わってきます。英語圏に限らず海外で1人旅を計画している人は、しっかりと英語でコミュニケーションが取れるくらいになってから旅に出ることをおすすめします。

【アメリカ横断一人旅アドバイス❸】タイやフィリピンなど身近な国から徐々に攻めよう

今回のアメリカ横断一人旅で1番辛かったのが、ホームシックでした。

特に、普通に通じると思っていた自分の英語が通じなかったのはショックが大きかったですね


ニューヨークでバックパッカーホステルに泊まったのですが、自分の英語が通じないことに恐怖を覚え、誰にも声をかけることができなくなってしまいました。

無意識の中で、英語が母国語のアメリカで英語が話せないことに劣等感を感じていたのだと思います。


なので海外へ一人旅に行かれる方は、タイやフィリピンなど英語が第二言語として話されている国に行くことをおすすめします。

アジア人同士の英語は伝わりやすい

東南アジアが1人旅におすすめな最大の理由が、英語が苦手でも英語が通じやすいからです。

英語が母国語ではない東南アジアでは、日本人と同じように第二言語として英語を学びます。なので、彼らの英語力は日本人と大して変わりません。タイ人も日本人と似たような英語を話すので、アジア人同士の英語はお互いに伝わりやすいんです


またフィリピン留学が人気なことから、日本人のカタカナ英語に慣れている人も多いんですよね。

そんな理由から、最初にセブ留学で英語を勉強してからバックパッカー旅に出るのもおすすめです。

実際にバックパッカーで世界一周をしている最中にセブ留学に来た生徒さんに会ったこともありますし、留学後にそのままバックパッカーの旅に出た人もいました。


フィリピン留学をすることで東南アジアの雰囲気に慣れることができますし、英語を喋ることへの抵抗も少なくなります。

フィリピン留学中に友達を作り、そのまま世界一周や東南アジアへバックパッカーに行くキッカケになるかも知れないですよね。

【アメリカ横断一人旅アドバイス❹】期間は短めに

初めての1人旅は、短めにしておきましょう。

僕みたいに「いきなり2カ月間のアメリカ横断」とか「初海外が世界一周」みたいなことは避けた方がいいです。

海外で知り合った日本人で世界一周に行った人をたくさん知っていますが、途中で嫌になって帰ってきた人たちも多かったです


海外旅行が好きな人でも、バックパッカーの旅を楽しめるとは限りません。

長期間のバックパッカーの旅となると、汚いホステルに泊まったり、ぎゅうぎゅう詰めのバスに乗り長時間の移動をしなければならない時もあります。


僕も海外生活が長いですし、旅行は大好きです。1カ月以上のバックパッカー一人旅も何度か行ったことがありますが、バックパッカーの旅は僕には合わないと感じました

楽しいのは楽しいのでまた行くかもしれませんが、行くたびにちょっとだけ後悔するんですよね。


ワーホリでもホームシックになり、3カ月くらいで日本に帰る人も多いです。

初めての1人旅は、1週間~2週間くらいの短めなものにしておきましょう。

【アメリカ横断一人旅アドバイス❺】ケチりすぎない

最後のアドバイスは、バックパッカーだからと言ってケチりすぎないことです。

長期間の長旅に出る場合、収入がないので基本的にケチりまくった旅行になります。

なので、基本的に泊まる宿は1泊3,000円以下のバックパッカーホステルですし、移動手段も安い電車やバスがメインになります。タクシーなんか絶対に乗りません!


しかし治安が悪い地域を夜中歩くのであれば、多少コストがかかってもタクシーに乗って安全に移動した方がいいです。ホテル代をケチって、バスターミナルで寝てスマホを盗まれてては元も子もないですからね(笑)

1人旅で節約することは大切ですが、使うべきところでお金を使うことはそれ以上に大切です!

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まとめ

今回は、「英語が話せない男がアメリカ横断一人旅に行き大失敗した話」を紹介させていただきました。


トラブル続きの旅って旅行中はなるべく避けたいモノですが、後から見返してみると意外と面白いですよね。こうやって笑い話にできるのも、今ではいい思い出です。

仮にこのバックパッカーの旅がスムーズに行っていたら、英語を勉強したいなんて思ってなかったはずです。

今の僕があるのも、このアメリカ横断一人旅に行ったおかげです。この旅に出ていなかったら、もしかしたら未だに引っ越し屋でフリーターをしていたかもしれません。


これから海外へ1人旅を計画中の方は、僕の失敗談を参考にしてください!質問や感想等ございましたら下のコメント欄、もしくはツイッターまでお願いします。

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この記事を書いた人

30代オーストラリアで働くホテルマン。高校3年間英語赤点+100㎏を超える肥満児。22歳の時にフィリピン留学を経験し英語学習を始める。アメリカ横断、ワーホリ、フィリピン勤務、東南アジアバックパッカー等で英語力を磨き、28歳でオーストラリアの大学でホテル経営を学ぶ。ブログでは主に英語学習や海外留学について発信しています!

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