こんにちは、Yutaroです。
会社勤めしている人の悩みの種と言えば「通勤」です。
僕は片道2時間(往復4時間)を超える長距離通勤(自転車30分+電車1時間半)を半年以上していたのですが、正直体力的にも精神的にも限界でした。
しかし、長距離通勤をするメリットもあると感じました。
これから長距離通勤をする予定の方だと「通勤時間なんて気にならない」と思う人もいると思いますが、実際に長距離通勤を始めてからキツイと感じ、うつ病を発症させるケースもあるそうです。
なので、この記事では僕の観点から、長距離通勤のメリットとデメリットを紹介していきます。
- 片道2時間を超える長距離通勤のメリットとデメリット
- 長距離通勤はやめた方がいいのか?
- 長距離通勤が苦にならないタイプとは?
人によって考え方はもちろん違いますが、僕はメリットよりもデメリットの方が遥かに多いと感じました。
しかし、職種や趣味、仕事以外の生活環境でデメリットよりもメリットの方が多くなることもあり得ます。
往復4時間の自転車+電車通勤とは?
僕はオーストラリアのゴールドコーストに住んでいたのですが、仕事がブリスベンにあるのでほぼ毎日往復で4時間かけて通勤をしていました。
自分の家からゴールドコーストの駅まで自転車で30分、そこから電車で1時間ちょいなので片道約2時間です。今は仕事場から歩いて10分の家に住んでいます。
電車が30分に1本しかないのと電車の到着時間が仕事開始時間の2分前なので、着替える時間や遅延する可能性を考慮すると1本早い電車に乗らなければ間に合いません。
なので、仮に朝の7時出勤だと家を4時40分に出ないと遅刻する可能性があるということですね。
仮に午後3時に仕事が終わっても、家に到着するのは17時過ぎです。
朝の4時40分に家を出て、帰宅する時間が17時20分くらいの生活を基本的に送っていました。
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長距離通勤のデメリット
まずは、デメリットから紹介していきますね。
僕が半年以上の往復4時間を超える長距離通勤で感じたデメリットはこちらです。
- 遅刻するリスクが高い
- 電車がないと仕事に行けない(家に帰れない)
- 家での時間が減る
- 交通費が高い
- 休日にやることが増える
- 仕事場のパーティーや飲み会に参加できない
- 腰を痛める
- メンタルが少しづつ削られていく
やはりデメリットの方が多いです。
では、1つずつ一緒に見ていきましょう。
遅刻するリスクが高い
まず、僕が1番のデメリットだと感じたことが、遅刻するリスクが高すぎることです。
長距離通勤だと、天候不良や事故の影響をもろに受けます。
なので上記で触れたように、出勤時間の2時間以上も前に家を出ても遅刻してしまうことがあります。
また、勤務地が遠いと電車の本数も減るので、5分の遅刻が30分以上の遅刻になってしまうのも大きなデメリットですね。
仕事場の近くに住んでいる同僚がまだ寝てる間に頑張って自転車を漕いでるのに遅刻するって本当にやる気なくなります。
電車がなくなると仕事に行けない(家に帰れない)
遅刻するリスクが高いのと理由は似ていますが、天候不良などで電車が止まると仕事に行くことも家に帰ることもできなくなります。
2022年に僕の住むゴールドコーストに大洪水が起き、ブリスベン行きの電車がない状態が2週間以上続きました。
車を持っていない僕は仕事に行くことができない生活を2週間ほど送り、これが原因でブリスベンへの引っ越しを決意しました。
また、オーストラリアはイベント毎を大事にする国家なのでクリスマスやニューイヤーは電車の運休がかなり少なくなります。
なので、「朝7時出勤でも電車がない」や「終電がいつもより1時間早い」なんてことは日常茶飯事です。
そんな時は仕事場に近いバックパッカーに泊まったりしていましたが、コストがかさむので毎回はできません。なので、終電で仕事場に来て5時間以上待機することも多かったですね。
上司もそんな状況を知っているので途中から午後のシフトにしてもらいましたが、そうなると終電を逃せないので毎日駅まで猛ダッシュの日々を送っていました。
家での時間が減る
往復4時間以上かけて通勤をするということは、仕事8時間+睡眠に8時間で家で過ごせる時間がたったの4時間しか残っていません。
その4時間でお風呂に入ったり料理を作ったりするので、実際に家でくつろげる時間は圧倒的に少なくなります。
僕の場合、朝の4時40分に家を出て夕方の5時過ぎに家に帰宅します。
十分な睡眠を取るためには9時前には就寝したいので、家で過ごせる時間が3時間くらいしかないんです。特に仕事終わりで疲れていると。「帰宅してゴロゴロしてたらもう寝る時間」なんてことはよくあります。
実際は予定通りに進むわけもないので、睡眠時間を減らすことが多かったです。
電車の中で寝落ちすることも多いですが、疲労は取れないのでどんどん疲れが溜まっていくのが分かるのが辛かったですね。
交通費が高い
やはりお金を稼ぐために働いているので、交通費が高いことはデメリット以外の何物でもないですね。
日本だと通勤手当がでる会社も多いと思いますが、オーストラリアに通勤手当はありません。
さらに、オーストラリアは物価が高い国なので、僕の場合1日にかかる交通費は20ドル(約1600円)近くになります。それを週5で働いていれば、100ドル(約8,000円)を毎週払わないといけないということになります。
近くの家に引っ越しをすれば、毎月3万円の貯金ができるんです。
もちろん住む場所によって家の家賃も変わってきますが、その辺はしっかりと考慮した方がいいと思います。
上記でも触れましたが、電車がない場合は仕事場近くの安宿に泊まることも多かったです。
そうなると外食も増え、交通費以外にもコストがかさんでいくんですね。
人によってはタクシーを使って帰る人もいるので、そうなると交通費だけで給料のほとんどがなくなるなんてこともありえます。
また考え方次第ですが、通勤時間も時給に換算すれば相当な額になります。
僕の場合、1日に4時間なので、週計算で20時間となります。その当時の時給は23ドル(約2,500円)なので、460ドル(約40,000円)を損している計算になります。
この時間を使って働けば月に15万円以上の副収入が入ってくるんですよ。もったいないと思いませんか?
休日にやることが増える
長距離通勤をすると家で過ごせる時間が減り、その結果自分の好きなことができなくなります。
僕の場合、ジムに行けなくなったのは大きなマイナスポイントでした。
長距離通勤を始めてから、ジムに行けるのが休日のみになりました。
無理をすれば4時間しかないフリータイムを使ってジムに行くこともできますが、それをしてしまうと本当に家での時間がなくなってしまいます。
そうなると、休日の時間がある時に行くしかできないんですね。
また、洗濯や掃除、友達や他の予定なども休みの日にまとめてやるようになります。
そうなると、せっかくの休日でも家でくつろぐ時間が本当になくなるんです。
休日にやることが増えると休日を楽しむことができなくなってしまい、遊びに行くことが面倒くさいと感じるようになってしまいました。
仕事場のパーティーや飲み会に参加できない
これに関してはメリットと捉える方も多いと思いますが、電車を逃すと家に帰ることができないので、基本的に会社の人と遊びに行ったり、会社でのパーティーに参加することができません。
最初のうちは「今夜みんなで飲みに行くから行こうよ」なんて誘われますが、何回か断ると誘われることすらなくなり、ちょっと悲しい思いをしました。
また、自分が休みの日にクリスマスパーティーなどがある場合、交通費を払って4時間以上かけてパーティーに参加することになるのでパーティーに参加するメリットがそもそもありません。
そうなると、必然的に自分から行かなくなってしまうんです。
特に仕事内での人付き合いが大切な仕事をしている人にとってはデメリットですね。
腰を痛める
長距離通勤をしていると電車に乗る時間が長くなるので、腰を痛めます。
僕の場合、電車通勤を始めてから腰痛を発生しました。
最初に異変を感じてから4カ月以上が経ちますが未だに治っておらず、朝起きたりするのもキツイんです。ここまで長引く腰痛は今までに経験したことがないので、電車通勤だと確信しています。
また、電車内ではスマホをいじる機会が多くなるので、首を痛めることも多くなります。
座りっぱなしの状態は体にも良くないので、この点は早く改善したいと思っていました。
メンタルが少しづつ削られていく(うつ病になるかも)
長距離通勤をすると、上記で紹介したデメリットを徐々に感じるようになります。
最初は楽しいのですが「遅刻するかも」「家での時間がない」「ジムに行けない」「交通費が高い」が徐々にボディブローのように効いてくるんですね。
長距離通勤になるとうつ病を発症する可能性もあるそうですが、僕も長距離通勤を始めてから気分が上がらない日が多かったです。
また、ツイッターでも愚痴と取れるツイートも多くなってきていました。後から見返すと、ストレスに感じているのが分かります。
上記で紹介したツイートもそうですが、少しづつ病んでいってるのが分かりますね(笑)
うつ病になる前に移動しようと、洪水をきっかけにブリスベンに移動しました。
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長距離通勤のメリット
上記では長距離通勤のデメリットを紹介しましたが、メリットもいくつかあります。
人によってはメリットの方が重要に感じる人もいると思うので、シェアしていきますね。
- 通勤時間を無駄にしないように頑張る
- 話題が増える
- 会社の人と関係を持たなくていい
- 急な出勤を振られない
- 適度な運動ができる
- プチ旅行気分が楽しめる
長距離通勤は大きなストレスの原因だったので仕事場の近くに引っ越しすることを決意しましたが、それでも半年以上は長距離通勤を続けた理由が上記のようなメリットがあるからです。
通勤時間を無駄にしないように頑張る
長距離通勤の1番のデメリットが「自由に使える時間が減る」ですが、長距離通勤をしている人はこの辺をしっかりと理解しているので、通勤中に時間を無駄にしないように頑張ります。
僕の場合、毎日往復4時間の通勤で3時間は電車に乗っています。
その3時間を無駄にしないようにブログを更新したり、ツイッターのネタを考えたりと基本的に何かをするように心がけていました。
さらにツイッターでも堂々と宣言しましたが、フランス語の勉強を始めました。
なので、通勤時間でフランス語学習のYouTubeを見てフレーズを覚えるようにしていました。
勉強だけでなく読書や瞑想など、時間を無駄にしないように通勤時間を使うように頑張るようになります。
怠け者の僕にとっては、大きなメリットでしたね。
話題が増える
長距離通勤をしていると、それだけで話の話題が増えます。
「休憩中に一緒になったけど話の内容がない」なんて時でも、相手の方から話しかけてもらう機会も確実に増えますね。
特に、僕はホテルフロントで働いているのでゲストと軽い会話をすることが多いです。
基本的な話題と言えば「どこから来たか?」なので、僕にとってはかなり大きなプラスポイントなんです。
会社の人と関係を持たなくていい
上記でデメリットとして紹介しましたが、家が遠いことから会社の人との関りがほぼなくなります。
僕にとってはデメリットですが、会社の人と仕事以外で関係を持ちたくない人も多いですよね。
家が遠いと知っているので、誘いを断っても罪悪感も何もありません。
また、休みの日にばったり会ったりすることもないので、その辺で気を遣う必要がないのはメリットだと思います。
急な出勤を振られない
仕事場の近くに住んでいると、どうしても人手が足りない時や忙しい時に出勤を求められることも多いです。
今は仕事場から歩いて10分の所に住んでいるので、誰かが休んだりするとまず僕に電話がかかってきます。
それも2時間以上も離れた場所に住んでいれば、基本的にそのような急な出勤を求められることはなくなります。
休みの日に仕事のことを考えなくていいので、仕事とプライベートをしっかりと分けたい人には長距離通勤もメリットが多めだと言えるでしょう。
適度な運動ができる
僕の場合、往復で3時間の電車通勤+1時間の自転車通勤をしていたので、毎日1時間のサイクリングはかなりのメリットだなと感じました。
僕はジムに通い筋トレをいていますが、有酸素運動はほとんどしません。
ベンチプレスなど重量を使う筋トレはやっていて楽しいですが、ランニングやHIITトレーニングは辛いだけにしか感じないのでほとんどやりません。
でも、心臓の筋肉を鍛えるためには有酸素運動も必要なんです。
その点、通勤となると自転車を漕がなければ仕事に行けません。
さらに、仮にジムに行けなくても、毎日1時間のサイクリングをしていれば十分な運動になります。
普段、運動不足だと感じている人は、こういった所で簡単に運動を取り入れることができますね。
プチ旅行気分が楽しめる
僕が長距離通勤を始めた時に1番楽しんでいたことが、プチ旅行気分が味わえることでした。
朝早い出勤の際は仕事場近くの安宿に泊まるので、普通にプチ旅行ですね。都内だと終電を逃してネットカフェなどに泊まるのも楽しそうです。
毎日4時間以上も移動しているので、ボーと外の景色を眺めている時なんかはリラックスできて旅行から帰ってきた時の感覚と似ているなと思いました。
また電車がなくバスで移動する時は、それも違った感覚で楽しかったです。
最初はそんなプチ旅行を心の底から楽しんでいたのですが、慣れてくると「普通に家に帰りたい」と思うようになり、楽しいよりも辛いの方が勝るようになってきました。
上記でも紹介しましたが、仕事場の近くに泊まることでコストがかかりますし、会員制のジムなどにも行けなくなります。
その辺のデメリットが見えてくるようになると引っ越しのタイミングかも知れないですね。
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長距離通勤が苦にならないタイプとは?
僕は半年(6カ月)以上4時間以上かけて長距離通勤をしましたが、それができた理由は上記で紹介したメリットの方が多かったからです。
逆に言うと、半年を超えた辺りでデメリットの方が多くなり、引っ越しすることを決意しました。
当時はまだ大学生という身分なので、オーストラリアの高額な学費を払わなければいけない状態です。
そうなると交通費が高いというのはかなりのデメリットでしたね。
さらに、僕にとって「遅刻」をすることはこの上ないストレスだったんです。
1日に4時間を通勤に使うことに関しては特に何とも思ってなかったですが、電車の遅延により初めて遅刻を経験してから一気に長距離通勤を苦に感じるようになりました。
それらを考慮すると、長距離通勤を苦に感じない・楽しめるタイプの人は以下になります。
- 仕事とプライベートをしっかりと分けたい人
- 家で勉強などができない人
- 1人でリラックスする時間が欲しい人
- 運動する習慣がない人
家族や恋人の関係で長距離通勤をする場合が多いかと思いますが、少しでもストレスに感じているようだと辛いだけになります。
無理して長距離通勤をしても、普段の生活に支障が出て常にイライラしていたり、何事にもやる気が出なくなる可能性だってあります。
それが原因で恋人と喧嘩したり、友達との関係が悪くなっていては元も子もないので、そんな時は引っ越しや新しい仕事を探すことをおすすめします。
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まとめ
今回は、往復4時間の長距離通勤を半年以上経験した僕が思うメリットとデメリットを紹介しました。
長距離通勤は最初のうちは楽しいと感じるはずですが、徐々にデメリットの方が目立ってくるかなと思います。
これから長距離通勤を考えている方は人生経験としてやってみるのもいいですが、少しでも辛いと感じたら転職か引っ越しを考えた方がいいです。
質問や感想等ございましたら下のコメント欄、もしくはツイッターまでお願いします。
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