こんにちは、Yutaroです!
オーストラリアでホテルマンをしている僕が、ホテル夜勤(ナイトオーディター)のメリットとデメリットを解説していきます!
結果から言うと、ホテル業でキャリアアップや昇進を目指しているのであれば、ホテル夜勤を経験しておくと出世が早くなります!
- ホテル夜勤(ナイトオーディター)の仕事内容
- ホテル夜勤で働くメリット・デメリット
- ホテル夜勤をすると昇格が早い理由
- 夜勤勤務でもぐっすり寝るコツ
この記事を書いている僕は、オーストラリアのホテル学校を卒業し、オーストラリア・ブリスベンのホテルでコンシェルジュ、フロント業務を経験してからキャリアアップの為にナイトオーディタ―の仕事をしています。
ナイトオーディタ―歴は5カ月ほどですが、すでにナイトマネージャーの業務を任されています。ナイトオーディッターになって10か月後にフロントデスクのデューティーマネージャーに昇格しました。
ホテル夜勤(ナイトオーディタ―)の仕事内容
働くホテルによって多少の違いはあると思いますが、僕が働くオーストラリアのホテル夜勤の仕事内容はこのような感じです。
- 遅番勤務から引き継ぎ(23時出勤)
- 夜間のフロント業務
- 経理業務・事務作業
- 朝のフロント業務
- 早番勤務へ引き継ぐ(7時退勤)
その日の忙しさにも左右しますが、だいたい出勤してから1~2時間くらいはチェックインやゲスト対応に追われます。
その後落ち着いてきたら、ホテルの他の部署のレポートの管理・フロントデスクやメイン金庫のキャッシュ管理・ゲストの支払い状況の確認などなど、ホテルでその日に起きた全てのことを確認していきます。
レシートが何枚か足りないだけで、「なんで$15利益が少ないんだ」と無駄に1、2時間くらい原因を追究することも多いです。
朝の5時くらいになったらチェックアウト業務やゲスト対応をし、7時に早番のスタッフに引継ぎをして終了となります。
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ホテル夜勤で働くメリット
「ホテル夜勤はキツい・大変」と思っている方も多いかと思います。
僕も今のナイトオーディタ―の仕事をするまでは、夜勤シフトは眠気と戦うきつい仕事というイメージでした。
たしかに、ホテル夜勤はきついです。
しかし、メリットがないわけではありません!
- 昇格が圧倒的に早い!
- 転職に有利
- 深夜手当が出る
- ストレスが少ない(仕事がラク)
1つずつ解説していきます。
昇格が圧倒的に早い!
「ホテル業で出世したかったらホテル夜勤を経験しろ」
僕がオーストラリアで卒業したホテル学校の先生が口を揃えて言うセリフでした。
ホテル夜勤で働く最大のメリットは、ホテル支配人やマネージャーになる為に必要な知識を得ることができることです!
ホテル夜勤メインの仕事は、ホテルの予約管理やゲスト管理などを一元管理できる「ホテル管理システム(PMS)」やExcelを使ったオフィスワークになります。
なので、数カ月間だけでもホテル夜勤を経験するだけでPMSやExcelを使いこなせるようになります。
また、夜勤の時間帯はホテル支配人やマネージャーが働いていないため、実質ホテル支配人と同じ権限を持っていることになるんですね。
そうなると、トラブルが発生した際に適切な対応が求められるので、マネージャーとしてのスキルを鍛えることができるんです。
また、夜勤勤務を好む人が少ないので、出世もめちゃくちゃ早いんです。
転職に有利
先ほど紹介した「ホテル業で出世がしやすい」にも理由が似ていますが、ホテル夜勤を経験しておくと将来的に転職に有利です。
ホテル夜勤では接客スキルだけでなく会計のスキルを身につけることができるので、ホテル夜勤を経験した後に会計士に転職する人も多いです。
僕の将来の目的はハワイでホテル支配人になることですが、今働いているホテルのナイトオーディタ―の同僚は3人とも会計士になることが目標らしいです。
深夜手当が出る
ホテル業は、仕事の過酷さに比べて給料が低いことで有名です。
オーストラリアは最低賃金が世界一高いのである程度は貰えますが、他の職種と比べてしまうと少なく感じてしまうことは否めません。
法律で決められているように、ホテル夜勤で働く人は深夜手当が貰えます。
なので、ホテル業で給料の低さに悩んでいる人には大きなメリットとなるでしょう。
オーストラリアのホテルでは基本給+決められた額が上乗せとなり給料が支払われます。
平日の勤務と比べると、週当たり1万円ほど高くなる程度なので、そこまで変わりはないです。「年収が50万上がる」と考えると悪くはないですかね。
ストレスが少ない(仕事がラク)
ホテル夜勤は、チェックインが落ち着く深夜12時くらいから朝の6時くらいまでは基本的にゲスト対応はほとんどありません。
この5~6時間はオフィスワークが基本になり、電話もほとんど鳴らないので自由です。
忙しい時は休憩を取るのも難しいくらい時間に追われていますが、暇な時は3時間くらいフリータイムがあります。
基本的に同僚とお喋りしたり、ネットサーフィンをして時間を潰すことが多いですね。暇な仕事な割りには時間が経つのが早いので、暇すぎて苦に感じることはないです。
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ホテル夜勤で働くデメリット
先ほどはホテル夜勤で働くメリット部分を説明しましたが、やはりホテル夜勤をしているとキツイと感じる部分が多いです。
ここでは、そんなデメリットを紹介していきます。
- 睡眠の質が格段に落ちる
- 友達が減る・恋人を作れない
- 接客好きには物足りない
睡眠の質が格段に落ちる
僕がホテル夜勤をやっていて1番キツイなと感じるのは、どれだけ工夫をしても睡眠の質が悪くなることです。
ホテル夜勤は、夜の23時に仕事がスタートして朝の7時に終わります。ということは、人間が本来ならば寝るべき時間に働いて、人間が最も活発になる時間に寝るということになります。
昼間でも夜と同じような環境を作れるのであれば話は別ですが、昼間の気温の上昇・睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌量の減少・周りの生活音…
これらのクオリティが1つでも下がるだけで、十分な睡眠が取れなくなってしまいます。
また、人間の体は夜の10時頃から朝の2時にかけて、体の修復や疲労回復に重要な成長ホルモンを分泌します。
この時間に寝ないで働くということは、疲労回復が上手くできないまま毎日仕事に行くことになります。さらに、昼間に上手く寝れないと十分な休息すらも取れません。
そうなると、生活習慣病や他の病気を発症させる原因にもなってしまうんですね。
健康をリスクにしていると考えると、長くできる仕事ではありません。
友達が減る・恋人ができない
友達や家族、恋人が寝ている時間に働いて彼らが働いたり遊んでいる時に寝る生活を送る為、ホテル夜勤で働くとプライベートが全く充実しません。
夜勤勤務を経験したことがない人であれば「寝る時間をずらして、仕事の前に遊べばいいじゃん」なんて思うかも知れないですが、実際はそんな簡単に睡眠スケジュールをコロコロと変えることはできないんです。
先ほども説明したように、人間の脳は太陽の上昇と共に目が覚め、太陽が沈むと眠くなるようにメラトニンが分泌されます。
なので、寝る寸前まで太陽の光を浴びてしまうと、仕事前に寝ようと思っても上手く寝付くことができないんです。
仕事終わりにすぐ寝て、仕事前に時間を作ることもできます。しかし、夜の時間帯となるとお酒が絡んでくることが多いので、結局楽しむことができずに仕事に行くために途中で抜ける羽目になってしまいます。
そこに睡眠不足と疲労が積み重なっていくので、徐々に友達と遊ぶのが苦痛になってくるんです。
こんな生活を送っているのに、恋人探しなんかできる訳もないですよね。
どうしても参加しなければいけないイベント毎以外だと、仕事を理由に断るようになっちゃうんですね。
接客好きには物足りない
ホテル業で働いている人や働きたい人の多くは、人と関わるのが好きな人だと思います。
僕がホテル業で働くことを決めたのは、少しでも英語を話す機会を増やして英語を上達させたかったからでした。
夜間はゲストが就寝しているのでクレーム対応などが減り精神的にラクなのですが、ゲストと関わることがあまりないので接客が好きでホテル業に就職した人には少し物足りないと思います。
僕も少し物足りなさは感じていて、チェックインやチェックアウトが全くない日はツマラナイと感じることも多いですね。
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夜勤勤務でもぐっすり寝るコツ
ホテル夜勤がきついと感じる最大の原因が睡眠不足になります。
睡眠不足が続くと疲労が貯まるだけでなく、仕事でのミスにも繋がるので是非とも避けたいところですね。
ここでは、僕が実践して効果のあった夜勤勤務でもぐっすり眠ることができる方法を紹介していきます!
メラトニンのサプリメントを摂取する
いきなりチートみたいになってしまいますが、ホテル夜勤で働く人はメラトニンのサプリメントは必須です!
僕がホテル夜勤を始めた最初の2週間が、地獄のようにきつかったです。
どれだけ疲れていても、昼間に眠ることができなかったんですよね。
ネットで調べたら「メラトニンのサプリメントが利く」とのことでしたが、薬局やスーパーでは売ってないんです。
日本で愛用していたアイハーブで普通に売っていたのでソッコーで購入しました。
夜勤を乗り切る方法はたくさんありますが、メラトニンのサプリメントに敵う者はないです。
メラトニンのサプリメントのおかげで、暑い日中でもぐっすり寝ることができています。
僕が愛用しているこのメラトニンは、3カ月分でたったの1,500円です。
普段から寝れない人もそうですが、夜勤勤務の方は絶対におすすめです!
寝る前に太陽の光を浴びない
夜勤勤務の睡眠スケジュールは人それぞれですが、ぐっすりと寝ようと思ったら太陽の光を浴びすぎないように気をつけてください。
太陽の光を浴びることはとても大切で、幸せホルモンとも言われているセロトニンの分泌を増やすことができます。
しかし、寝る直前まで太陽の光を浴びると、眠くなるホルモンのメラトニンの分泌を抑制し、逆に脳を覚醒させるセロトニンが多く分泌されてしまうので上手く寝付けなくなってしまうんですね。
それでも、太陽の光を浴びることにはたくさんのメリットがあります。
なので、仕事終わりに15分ほどは日光浴をするように心掛け、寝る3時間前には眠くなる環境を整えておくと昼間でもぐっすりと寝ることができますよ。
コーヒーは1杯まで
コーヒー(カフェイン)が睡眠に及ぼす影響を説明するまでもないと思いますが、カフェインを摂取すると脳が覚醒するので寝るのが難しくなります。
特に夜勤勤務中は眠気に襲われるので、コーヒーやエナジードリンクで乗り切りたくなる気持ちも分かりますが、夜勤後に質の高い睡眠が取れなくなってしまうので悪循環に陥ってしまいます。
僕もコーヒーは大好きなので1日に3杯は仕事中に飲んでいたのですが、睡眠の質を上げるためにレギュラーコーヒー1杯+デカフェ2杯にしてから良く眠れるようになりました。
また、寝る直前にカフェインを摂取するのも良くないので、その辺も考慮してコーヒーとは付き合っていきましょう!
お酒は休みの日だけ
コーヒーと同じように、お酒も控えた方がいいですね。
僕は赤ワインが大好きで毎晩グラス1杯を飲んでいたのですが、赤ワインを飲むとメラトニンのサプリメントの効きが弱くなってしまうんです。
お酒がどうしても我慢できない人は、夜勤勤務は会わないと思います。
分割睡眠はしない
ホテル夜勤で働く同僚は、仕事終わりに数時間寝る・お昼ご飯を食べたらまた数時間寝る・仕事前に数時間寝るという分割睡眠を取り入れている人が多いです。
僕もその睡眠方法を試しましたが、僕はおすすめしません。
分割睡眠には夜勤勤務中の疲労感を軽減するなどのメリットはありますが、長い目で見ると脳のパフォーマンスが下がったりなどデメリットの方が多いらしいです。
なので、たとえ夜勤勤務でも普通に夜に寝るように8時間睡眠を取るように心掛けています。
夜勤明けは眠いのでそのまま寝てしまいたい気持ちも分かりますが、昼寝は我慢して8時間連続で寝るようにした方がぐっすりと寝れて疲れも取れやすくなります。
ホテル夜勤で長く働く予定の方にはおすすめの睡眠方法になりますね。
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まとめ
今回は、ホテル業で出世したい人必見の仕事「ホテル夜勤(ナイトオーディタ―)」について紹介しました。
ホテル業で支配人を目指している僕目線で書かせてもらいました。
今現在(2023年1月12日)はオーストラリアのホテルでナイトオーディタ―として働いていますが、これからの僕の成長がこの記事の信頼度を上げていくのでその辺も楽しみにしていてください!2023年9月現在ではフロントデスクのデューティーマネージャーとして働いています。
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