こんにちは、Yutaroです。
「中学英語だけで英語は話せる」
聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。
結論から言いますと、中学英語で英語は話せるようになります!
この記事では「中学英語だけで英語が話せるようになる理由」、そして「勉強法」について解説していきます!
中学英語だけで英語が話せる理由
「中学で習う英語だけで英語が話せるようになる」と聞くと信じれないかも知れないですが、本当です。
英会話は、中学英語だけで十分に話せるようになります!
実際に、僕は高校3年間の英語はずっと赤点でした。
高校レベルの文法を勉強をしたことは1度もないですが、オーストラリアでホテルマンとして働いているので「中学英語でも英語が話せるようになる」は僕が証明していると思います。
中学英語だけで日常会話の90%がカバーできる
「中学英語だけで英語が話せるようになる」と言われる大きな要因が、中学で習う英文法です。
下記は中学で習う英文法の一部なのですが、これらをマスターするだけで日常英会話の90%はカバーすることができます。
be動詞 一般動詞 命令文 疑問詞 現在進行形 受動態 比較 不定詞 動名詞 助動詞 現在完了 関係代名詞
もちろん英語ネイティブはもっと難しい文法も使いますが、日本人が英語を話す分には中学英語だけでも十分だと言うことです。
下記の動画は僕が英語学習に最もおすすめする海外ドラマ『フレンズ』の1シーンなのですが、使われている英語表現は全て中学で習うレベルです。
2分ちょっとと短いので、英語字幕をつけて観てみてください。
どうですか?
英語ネイティブの英語に慣れていないと、リスニングは難しく感じるはずです。
しかし、英語字幕をつければ理解できませんでしたか?
普段の会話では中学で習うような簡単な英文法しか使われてないので、字幕があれば海外ドラマを観ることもできるんです。
中学英語をマスターできれば、海外のレストランで注文をすることもできるし、働くことだって可能なんですよ。
難しい表現も中学英語で言い替えられる
高校レベルの英語を習う前に中学英語をマスターするべき最大の理由が、どんなに難しい表現や英単語も簡単な中学英語で言い替えることができるからです。
例えば、高校で習う英単語の「assemble(集まる・組み立てる)」も、中学で習う簡単な英単語やイディオムで言い換えることが可能なんです。
“get together”や”put together”、”build”、”do”で「assemble(集まる・組み立てる)」と同じ意味として代用が可能です。
なので、「今日中にこの本棚を組み立てなければいけない」という文章で”assemble”を使うと、 “I have to assemble this bookshelf today”となります。
しかし、中学でも習う”put togather”でも同じ意味の文章を作ることができるんです。
「I have to put together this bookshelf today(今日中にこの本棚を組み立てなければいけない)」
他にも、中学校の低学年で習う英単語を代用すると同じような意味になります。
I have to build this bookshelf today(今日中にこの本棚を作らなければいけない)
I have to finish this bookshelf today(今日中にこの本棚を終わらせなければいけない)
I have to do this bookshelf today(今日中にこの本棚をやらなければいけない)
簡単ですよね?
高校で習う難しい英単語を使わなくても、中学1年で習う簡単な英語で同じような意味で文章を作ることはできるんです!
英会話は言いたいことが相手に伝わればOK
先ほどは難しい英単語も簡単な中学英語で言い替えることができると言いましたが、もちろん全ての英単語を中学英語で言えるわけではありません。
例えば、高校で習う英単語の「Optimistic(楽観的な)」ですが、全く同じ意味の英単語は存在しません。
しかし、似たような意味を持つ英単語であればたくさんあります。
「cheerful(陽気な)」や「hopeful(希望に満ちた)」で似たような意味合いの文章を作ることができますね。
もっと簡単にすれば、中学英語の「happy(幸せな)」でも言い換えが可能です。
He is optimistic, so he doesn’t seem to have any worries in his life (彼は楽観的だから、心配事がなさそう)
He is a happy person, he must have no worries in his life(彼は明るい人だから、心配事はないでしょ)
「楽観的な」と「明るい」は、正確には意味が違います。
しかし、誰かが楽観的である事実への変なこだわりがない限り、「幸せな」でも「周りをきにしない」でも同じような意味になりますよね。特に英語を勉強中であれば尚更です。
別に似たような英単語を選ばなくても、似たような文章を作ることも可能です。
He doesn’t care about anything, I don’t think he has any worries in his life(彼は何も気にしないから、心配事はないと思うよ)
He is never affected by anything, he shouldn’t have any worries in his life(彼は何事にも動揺しないから、心配事はないはずだよ)
また、よりシンプルにすれば「He always smiles, he has nothing to worry about(彼はいつも笑っているし、心配事もないよ)」と言い換えも可能です。
“smile”は、”do”同様に中学校初期に習う動詞なので簡単ですよね。
【極論】”do”で何でも言える
先ほども触れましたが、中学1年生で習う一般動詞の「do(~をする)」は、どんな状況でも使える最強の万能選手なんです。
もちろん、趣旨とは違う意味になってしまうこともありますが、「な~んとなく言いたいこと」は確実に伝えることができます。
例えば、高校で習う「Participate(参加する)」という一般動詞を使って英文を作ると、「I want to participate in that singing contest(あの歌の大会に出場したい)」となります。
これを”do”で代用したらどうなると思いますか?
「I want to do that singing contest(あの歌のコンテストがやりたい)」となります。
「出場したい」という事実は言っていませんが、コンテストで歌いたいことは十分に伝わりますよね?
むしろ、日常会話では”do”の方がナチュラルに聞こえます。
友達と話す時は、”participate”よりも“do”の方が自然なんですね。
他の一般動詞も見てみましょう。
Can you calculate the sum of these numbers? (これらの数字の合計を計算してもらっていい?
Can you do the sum of these numbers? (これらの数字の合計をやってもらっていい?)
Can you cook Chinese tonight? (今夜は中華料理を作れる?)
Can you do Chinese tonight?(今夜は中華料理できる?)
全く同じ意味ですよね?
もちろん、”calculate”の単語を知っているに越したことはありません。
しかし、知らないからといってそこで立ち止まる必要は全くないんです!
“do”なんて中学1年生で習う英単語です。
これを使いこなせるようになるだけで、難しい英単語を知らなくても英語が話せるようになるんですよ。
知らない英単語を聞き取ることはできないので、「英会話」という面ではまだまだ努力が必要です。
しかし、「自分の意思をしっかりと伝えられる」ことは英会話上達にとても重要なので、まずは中学英語からマスターしていく必要があるんです。
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語彙力は高いのに英語が話せない原因
TOEICで高得点が取れるのに、英語が話せない人は多いです。
TOEICで900点も取れるのであれば、アメリカの中学生と同レベルの英語力(語彙力)は持っていると言うことになりますね。
しかし、いざ英会話となると英語初心者みたいな話し方しかできないんです。
ここでは、語彙力が高いのに英語が話せない原因を解説していきます。
「知っている英単語」と「使いこなせる英単語」の違い
英語学習者の多くが、TOEICや英検の勉強でたくさんの英単語を覚えています。
多くの英単語の意味を暗記しているので、考える時間が与えられるテストや長文読解ではいい結果を残すことができるんですね。
しかし、英単語の意味を覚えている状態(知っている英単語)だと、英会話では全く使い物になりません。
下記の図をご覧ください。
黄色い枠が「知っている英単語」で、オレンジ枠が「使いこなせる英単語」です。
この知っている英単語が多いとTOEICで高得点が取れますし、洋画を英語字幕で見たり、洋書を辞書に頼らずに読むことが可能です。
日本人の多くが、この黄色い枠を大きくしようと努力してたくさんの英単語を頭に詰め込んでいるんですね。
日本では英語力を計る指標として、スピーキング力の必要ないTOEICが使われることが多いので仕方がないことではあります。
たくさんの英単語を覚えることがとても大切です。
しかし、いくらたくさんの英単語を覚えても、オレンジ枠を大きくしない限りは英会話力は伸びません。
悲しい事実となりますが、日本人の多くが上記の図のように、大きな黄色の枠に小さなオレンジの枠のような英語力です。
逆に英会話が得意な人は、下記の図のようなイメージなんです。
これは僕の個人的な意見ですが、ヨーロッパ人や南米系の人たちの英語力はこんな感じです。
日本人と比較すると黄色い枠は日本人よりも小さいですが、オレンジ枠はかなり大きいです。
なので、日本人が知っているけど使えない英語を使いこなして英会話ができるんですね。
実際、英語ネイティブもこの図と同じようなイメージです。図の規模は、遥かに大きいですけどね。
なので、今持っている英語力を使いこなせれば、英語が話せるようになるということなんですね。
難しい英単語は普段の生活で使わない
難しい言葉って毎日使いますか?
日本語でも、難しい言葉って使う機会少ないですよね。
日本語検定の1級で出てくるような「まがまがしい」や「頂門の一針」なんて日本語、普段の生活で使ったことがある人どれくらいいるでしょうか。
僕は、0回です。
「頂門の一針」なんて日本語、聞いたこともないです。
この例はだいぶ誇張しましたが、僕が言いたいことは日本語でも簡単な表現ばかりを使ってコミュニケーションしているってことです。
英語も同じです。
英検1級のテストに出てくるような英単語は、日常会話では使いません。
むしろ、英語学習者であれば尚更です。
中学英語だけで普通に話せるんです。
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「使いこなせる英語」を増やす勉強法
ここでは「知っている英単語」を「使いこなせる英単語」に変え、英語がスムーズに話せるようになる勉強法を紹介していきます。
まず中学英語をしっかりとやり直す
「中学英語で英語は話せる」がこの記事のタイトルであるように、まず中学英語をしっかりと勉強する必要があります。
中学英語のやり直しには、下記の書籍がおすすめです!
確実に中学英語を使って英会話ができるようになるまでは、高校レベルの英語は勉強しない方がいいでしょう。
この記事は英会話上達に焦点を当てているので、TOEICで高得点を取ることが目標であれば幅広く英語を勉強してくださいね。
難しい英単語は覚えない
英語が話せるようになる為には、難しい英単語を覚えないことも大切です。
先ほども説明しましたが、いくら英単語をたくさん覚えても実戦で使いこなすことはできません。
英語をペラペラと話すことが英語学習の目標であれば、今すぐ難しい英語を覚える勉強をやめてください。
知っている英単語を使いこなす英語学習を始める必要があります。
知っている英語を使いこなす練習をする
新しい英単語を覚える勉強をやめたら、覚えている英単語や英語フレーズを使う練習を始めましょう。
一番効果的な練習法が、独り言英会話です。
詳しい独り言英会話のやり方は、下記の記事から読めます。
オンライン英会話で英会話に慣れる
独り言英会話は気軽に無料でできるのがメリットですが、実際に人を相手に英語を話す以上の効果はありません。
実際の英会話は緊張感もあるし、イレギュラーなイベントが起きることも多いです。
独り言英会話で使いこなせる英語表現も、実戦の英会話だと使いこなせないこともあります。
日常的に英語を話す機会が少ない人は、オンライン英会話を活用してください。
オンライン英会話は、DMM 英会話がおすすめです。
独り言英会話でまとめたポイントを意識して、オンライン英会話を活用していきましょう。
難しい英語表現は徐々に使い方を覚える
使いこなせる英単語が増えてきたら、徐々に難しい英単語も覚えていきましょう。
難しい英単語を覚えると言っても、やみくもに辞書から引っ張り出して覚えていくわけではありません。
常に意識してほしいポイントは、使いこなせる英単語です。
つまり、「日常生活で使うことのないような英単語や英語フレーズは覚える意味がない」ということです。余計なことに時間を割くのはやめましょう。
僕が最もおすすめする勉強法は、海外ドラマを使った勉強法です。
海外ドラマを観て気になった英語フレーズを覚えるだけなので、勉強嫌いな人でも楽しく続けることができるんです。
下記の記事で詳しいやり方を紹介しています。
日常英会話はシンプルイズベストです。
新しい英単語を覚えるのはいいことですが、すでに言い慣れた英語表現があるのであれば無理して覚える必要はありません。
バラエティが豊富なことはいいことですけどね。
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英語学習に終わりはない(中学英語だけでは物足りない)
中学英語だけで英語は話せるようになります。
しかしそのレベルに達すると、中学英語だけでは物足りないと感じるでしょう。
英語ネイティブの語彙数は30,000語以上
中学英語だけで、基本的な英会話はできるようになります。
自分の言いたいことも、英語で不自由なく言うことができるでしょう。
しかし「英語ネイティブと同等のレベルで会話をしよう」と思ったら、中学英語だけでは足りません。
英語ネイティブは、平均で30,000語の英単語を知っていると言われています。
しかし、僕たちが中学校で習う英単語の数はたったの1,500語程度です。
仮に中学校で習う英単語を全部覚えても、平均的な英語ネイティブの5%ほどしか英単語を知らないことになります。
この記事のポイントは「語彙数が1,500語だけでも、英語は話せる」ですが、1,500語だけではもちろん足りません。
語彙力が低いので、英語ネイティブの英語は聞き取れません。英語フレーズも同じ言い回しばかりで、つまらないと感じるはずです。
しかし、そこが英会話のスタート地点なんです。
ここからは地道に語彙力を付けることで、英語ネイティブとも同等に話せる力がついていきます。
リスニングも大切
この記事ではスピーキング力に焦点を当てて話を進めていますが、英会話ではリスニング力も同じくらい大切なスキルになります。
スピーキング力が「使いこなせる英語」に対して、リスニング力は「知っている英語」になります。
なので、スピーキング力を伸ばすために中学英語だけにフォーカスすると、リスニング力が伸びにくくなってしまうんですね。
基本的な英会話は中学英語でカバーすることができますが、英会話の相手が中学英語のみで話してくれるとは限りません。
なので、リスニング力も同時に鍛えたい人はより多くの英単語を知っておく必要はあります。
自分の実力や目的に合わせて勉強法を変える
この記事では「難しい英単語を覚えるのはやめましょう」と言い続けて、最後の最後で「リスニング力も鍛えたいのであれば難しい英単語を覚える必要がある」と矛盾しているように聞こえる表現がありました。
というのも、英語学習にはステップがあるからです。
- 英語が話せるようになりたいのであれば、使いこなせる英語を増やす勉強が必要。
- 英語が聞き取れるようになりたいのであれば、知っている英単語を増やす勉強が必要。
この記事で「中学英語で英語が話せるようになる」と紹介したのも、日本人の多くは知っている英単語が多いにも関わらず、使いこなせる英単語が圧倒的に少ないからなんですね。
自分の英語力や英語学習の目的に合わせて、勉強法を変えてください!
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まとめ
今回は「中学英語だけで英語は話せる」についての記事を書きました。
大事なポイントをまとめると以下の3点です!
- 中学英語をマスターすれば英語は話せるようになる
- 「知っている英語」と「使いこなせる英語」は違う
- 目標によって柔軟に勉強法を変える必要がある
中学校で習う英単語は、たったの1,500語です!
少ないですよね。
本気で取り組めば、3カ月ほどで完璧に使いこなせるようになってるでしょう。
中学英語を完璧にマスターしたら、ちょっとずつ難しい英語を覚えていくとスピーキングとリスニングが効率良く上達していきます。
質問や感想等ございましたら下のコメント欄、もしくはツイッターまでお願いします。
コメント
コメント一覧 (4件)
私が理解することができます。 私たちの学校は私たちの生活の中で遅すぎる別の言語を学び始めます。 それは私たちが最初に学校制度に入ったときに始められるべきです。 家庭教師を雇ってみました。 あなたは私よりもはるかに新しい言語を学ぶことに長けていることを証明しています。 今日は翻訳者を使う必要があります。
コメントありがとうございます‼️
そうですね、もっと早くから英語の学習が出来ていればここまで苦労する事もなかったかと思います。
はい、それが私のポイントでした。 (特に私にとっては!)
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