こんにちは、Yutaroです。
英語初心者にとって、1番大切な英語のスキルはなんだと思いますか?
僕は、語彙力だと思っています。
言語の成り立ちを遡れば分かるように、単語と単語を組み合わせてコミュニケーションを取り始めたことが言語の始まりです。
赤ちゃんも最初は「ママ」や「クルマ」など興味のある単語から覚えて、徐々に英文法のルールなどを覚えていきますよね。
仮にグラマー(文法)のルールを完璧に理解していたとしても、ボキャブラリー(英単語)を全く知らなければ会話になんてなりません。
むしろ、英語初心者の方は英単語だけやればいいくらい、英単語を覚えることは重要なんです!
この記事では、効率的に英単語を覚える勉強法を伝授します。
英語初心者のうちは英文法は適当でいい
英語初心者の方は、英文法は勉強しなくていいです。
英語学習の99%を、英単語を覚えることに費やしてください。
「英文法が必要ない」と言っている訳ではもちろんありませんよ。
英語初心者のうちは、英文法より英単語の方が大切ってことです。
英単語が英文法よりも大切な理由
英語上級者であれば英文法が必要になりますが、初心者から中級者レベルであれば、高い英文法の知識はそこまで必要ありません。
しかし、英単語はたくさん覚えておく必要があります。
というのも、英単語をたくさん知っていれば仮に文法がぐちゃぐちゃでも英単語を適当に並べるだけでコミュニケーションが取れるからです。
英単語を知らないのに何かを伝えることは不可能ですよね?
「お腹すいた。リンゴが食べたいです」という超簡単であろう文章をロシア語で伝えることはできますか?
ロシア語を少しでも知っていれば簡単な文章ですが、単語を知らなければ相手には伝わりません。
英語であれば、「hungry(お腹が空く)」「apple(りんご)」 「eat(食べる)」この3つの単語さえ知っていれば文法が適当でも相手に伝わります。
仕事で英語が必要とかであれば正しい英文法で話す必要がありますが、そのレベルに達するまでには少なく見積もっても2,3年はかかります。
高い語彙力を身につけるまでは、英単語を覚えることに全力を注ぎましょう!
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【初心者向け】効率的な英単語の覚え方
では、実際に僕が実践してきたこと、もしくは友達がやって効果のあった英単語の記憶方法を紹介します!
これから紹介する「英単語の覚え方」は、初心者におすすめの方法から順に紹介していきます。
特に後半で紹介する方法は自分が実際にやってきたやり方なので、僕みたいに勉強嫌いな方におすすめです。
【英単語の覚え方①】”Space Repetition”の活用
英単語を効率的にたくさん覚えるために最も効果的な方法は、リピートをたくさんすることです。
残念ながら、「英単語を一夜漬けで覚える方法」や「英単語を一週間で200個覚える方法」なんてマジックは存在しません。
コツコツと毎日繰り返し、リピートをすることでゆっくりですが確実に英単語を覚えていくことができるんです。
英語を勉強している人であれば聞いたことがある人も多いと思いますが、Space Repetitionは英単語を効率的に覚えることができるテクニックの1つです。
人間の脳は必要のないモノは忘れるようにできています。
一度だけ覚えた英単語であれば、1時間後には50%、翌日には70%近くも忘れてしまうそうです。
なので、毎日リピートする必要があるんですね。
“Space Repetition”を使った勉強法
僕がワーホリでシドニーの語学学校に通っていた時のルームメイトで、英語ペラペラのチェコ人の友達がやっていた勉強法を紹介します。
この”Space Repetition”を利用した英単語の覚え方はたくさんの英単語を短期間で記憶することができるので、高校のテストや大学受験を控えている人にもおすすめの勉強法です。
- 1日目に10個の英単語の意味を覚える
- 2日目は新たに10個の英単語を覚える
- 3日目も新たに10個の英単語を覚える
- 1週間同じことを繰り返し、70個の英単語を覚える
- 1週間たったら、どれだけの英単語を覚えているかをテスト
- 70個の英単語を復習(2週目は新しい70個の英単語+覚えが悪い英単語の復習)
- ステップ1に戻り、新しい英単語を覚える
僕には勉強感が強すぎて途中で諦めてしまいましたが、チェコ人の彼は6カ月間でIELTSのスコアを4.5から7.0まで伸ばしたそうです。
この勉強法だと、4週目を終えた時点で覚えた英単語は280個になります。1年間で3,640個もの英単語を覚えることが可能です。
覚える英単語を増やしたい人は、1日に覚える単語数を増やせばいいだけです。
しかし、覚える英単語が多すぎると継続が難しくなるので、やりすぎには注意が必要ですけどね。
【英単語の覚え方その2】英単語をイメージで覚える
先ほど紹介した英単語の覚え方は英語初心者には非常におすすめの方法ですが、1つだけ難点があります。
それは、仮にたくさんの英単語の覚えたとしても会話の中で使い方が分からない・理解できないことです。
先ほど紹介したようなノートや単語帳を使った勉強法だと、英単語の日本語訳の意味を覚えるだけになってしまうからです。
この世には数え切れないほどの英単語帳が存在しますが、どれも覚えると便利な英単語を並べ、その日本語訳を記したモノばかりです。
この方法だと多くの英単語の日本語訳を覚えることはできますが、英単語の持つ「本来の意味」は理解できません。
英単語は日本語訳ではなくイメージで覚えることで、自由に使いこなせるようになります。
下記の記事で、英単語をイメージで覚える方法を詳しく紹介しています!
英単語を日本語の意味で覚えるのではなく、英単語が本来持つ意味をイメージで覚えることで英会話でスムーズに使いこなせるようになります。
【英単語の覚え方その3】付箋を貼りまくる
このブログでも何度も話していますが、英語上達への1番の近道は英語環境に身を置くことです。
しかし、日本で生活している人には簡単にできることではありません。
そんな時は、身の回りのモノを全部英語で覚えるようにしましょう!
英語で分からない単語があったら、どんどん付箋を貼っていけばOKです。
例えば、「冷蔵庫」を英語で覚えられないとしましょう。
「冷蔵庫」は英語で、”Fridge”、もしくは”refrigerator”です。
なので、”Fridge”と書いた付箋を冷蔵庫に貼っておきましょう。
冷蔵庫を使うたびに”Fridge”と口に出すことで、毎日リピートして覚えることができます。
1時間おきに冷蔵庫に向かう食いしん坊な人なら、2日目には付箋がいらなくなっているかも知れませんね(笑)
この覚え方は使える場所に限りがありますが、初心者向けで非常に効率的な”Space Repetition”を使った英単語の覚え方です。
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英単語を覚えるための心得
英単語を覚えるコツや方法はいくらでもあります。
YouTubeでも有名なユーチューバーが無料で優良な情報を公開しています。
それでも、英単語を覚えるのは大変なんです。
何でだと思いますか?
英語学習の継続ができないからです。
どれだけ優れたメソッドに出会えても、有名な英語系ユーチューバーが作った単語帳を使っても、継続ができなければ英単語を覚えることはできません。
ここでは、英単語を覚えるうえで必要な継続する為の心得を紹介していきます。
モチベーションをキープする
英語学習で最も大切なことは、継続です。
では、継続するためには何が必要ですか?
モチベーションですね。
モチベーションがない人は、何をしても継続をすることができません。
逆にモチベーションがある人は、常に目標に向かって走り続けています。
だから、「三日坊主」なんて言葉があるんですよね。
最初はモチベーションがあるので英語学習を始めますが、3日後にはモチベーションをキープすることができずに諦めてしまうんです。
英語が「できる人」と「できない人」の大きな違いはモチベーションです。
英語学習においてモチベーションを上げる方法は下記の記事で紹介しています
友達に教えるつもりで英単語を覚えよう
誰かに教えるように英単語を覚えることで、正しい意味を理解しながら覚えることができます。
人に教えるためには、ちゃんとした知識がないと説明ができません。
新しい単語を覚える時は、友達に単語の意味を教えられるように覚えてみましょう。
他人と比べない
英単語を覚える速さは人それぞれです。
絶対に、他人と比べることはやめてください。
1カ月で3,000語を覚えられる人もいれば、同じ勉強法でも500語しか覚えられない人もいます。
他人と比べてしまう人は「A君は3,000語も覚えることができたのに、自分はたったの500語か…」とネガティブに捉え、そこで諦めてしまいます。
しかし、ここで大切なことは500語もの英単語を覚えたことです。
友達より覚えた英単語が2,500語少ないことではありません。
1カ月前は知らなかった単語を500語も覚えることができたんです!
純粋に喜びましょう。
ゆっくりでも同じことを繰り返せば、5カ月後には3,000語を覚えることができるということです。
他人と比べるはやめて、小さな喜びをモチベーションアップに繋げましょう!
単語の発音も覚えよう
英単語の意味を覚えるだけで発音を全く気にしない人もいますが、正しい発音を覚えることは英会話においてとても重要です。
英単語を覚える目的が「大学受験の英語テスト」であれば、そこまで気にする必要はないです。
しかし、英語学習の目的が「英語ペラペラになりたい」や「海外ドラマを字幕なしで観る」であれば、正しい発音を知らないと意味を覚えていても理解できません。
英単語を覚える際は、正しい発音も一緒に覚えましょう。
センテンスで覚えよう
英単語の意味を覚える場合は英単語だけではなく、使われているセンテンスで覚えたほうが英単語の持つ意味が掴みやすいです。
例えば”get”という英単語ですが、多くの人は「何かを手に入れる」なんて意味で覚えているのではないでしょうか。
“I need to get there before 5 pm”だと「5時までに、そこに着かなければいけない」となります。学校で習った”get”とは意味が違いますよね?
「Did you get the Covid-19 vaccine already?(コロナのワクチンもう接種した?)」
ここでの”get”は、”inject”や”vaccinate”と同じ意味で使われていますね。
このようにセンテンスから意味を覚えることで、「get=○○」と1つの意味に捕らわれずに柔軟に”get”の意味を感覚で覚えることができるんです。
そんな理由から、僕は洋書を使って英単語を覚えることをおすすめしています!
この洋書を使った勉強法の記事は絶対に読んだ方がいいです。
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まとめ
今回の記事では「英語初心者向けの英単語の覚え方とコツ」を紹介しました。
色んな英単語を覚えるメソッドが存在しますが、1番効果的な方法は自分に合ったやり方です。
英語初心者にとってたくさんの英単語を覚えることはとても大切です。
しかし、一定期間は覚悟を決めて英単語をガッツリ覚えてしまった方が効率がいいです。
中級者レベルになると基礎英語が高くなるので、英単語を覚えることが非常に簡単になります。
今だけと覚悟を決めて、頑張りましょう!
質問や感想等ございましたら下のコメント欄、もしくはツイッターまでお願いします。
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