こんにちは、Yutaroです。
「語学留学やワーキングホリデーに行きたいけれど、仕事や家庭の事情で英語学習を始められない…」という方は多いかもしれません。
また、「留学経験なしでは、英語を話せるようにならない」と思い込んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は、日本にいながらでも、環境を整えることで「英語力を向上させる」ことができるんです!英語学習は、留学しなくても実現可能なんですよ。
この記事では、「日本でできる英語環境の作り方」を具体的に紹介します。これを実践すれば、あなたも英語力を飛躍的に伸ばせるようになります。英語を実生活に取り入れ、使いこなせるようになりましょう!
なぜ日本人は英語を話せない?日本でも英語環境が重要な理由とは

日本人は英語の勉強に熱心で、TOEICなどのテストでは高得点を取る人も珍しくありません。
ですが、実際に英語を「話す」場面になると、まったく会話ができない…という人がとても多いのです。
「なぜテストの点は良いのに、英会話は苦手なのか?」
この章では、その理由と、日本でも英語を話せるようになるために欠かせない“英語環境”の重要性について解説していきます。
日本で英語が話せるようにならない最大の落とし穴とは?
日本では、熱心に英語学習を続けている人がたくさんいます。SNS(特にX〈旧Twitter〉)を覗けば、「毎日2時間勉強!」といった積み上げ報告が溢れていますよね。
でも実際、英語を流暢に話せる日本人は驚くほど少ないのが現実です。
僕は以前、フィリピンの語学学校で働いていましたが、TOEICで800点以上を取るような優秀な生徒さんでも、英会話となると苦戦する人がほとんどでした。
その理由はとてもシンプルで、「英語に触れている時間が圧倒的に少ないから」です。
たとえば、英語学習歴が3年あっても、1日1時間しか勉強していなければ、残りの23時間は日本語だけの生活です。それではなかなか“英語脳”にはなりません。
言語は知識ではなくスキル。使わなければ使えるようにはならないんです。
英語習得に必要な時間は3,000時間。日本ではまったく足りない!
「英語を話せるようになるには、3,000時間の学習が必要」とよく言われます。実際、これは言語習得の観点から見ても妥当な数字です。
しかし、日本の英語教育では、学校での英語の授業はトータルでせいぜい500〜1,000時間程度。しかも「英語が嫌い」「文法は嫌い」という生徒も多いため、実際に集中して英語に取り組んでいる時間はもっと少ないでしょう。
3,000時間というと、毎日1時間の英語学習を続けても約8〜9年かかる計算です。実際、TOEICで高得点を持っていても、スピーキングは全くできないという人は少なくありません。
さらに、社会人になると自由な学習時間はさらに限られます。仕事の後に飲み会、家族との時間、趣味などがある中で、毎日数時間も英語に費やすのは現実的ではないでしょう。
つまり、日本で英語を「勉強」として続けるだけでは、どうしても学習量が圧倒的に足りないのです。
だからこそ、英語を特別な「勉強時間」だけでなく、生活の中に取り入れて自然に触れる機会=“英語環境”を作ることが重要になります。
英会話ができない原因は「練習不足」にあり!効果的な練習法とは
英語ができるはずなのに、いざ英会話となると話せない人は多いです。その根本的な原因は、単純に「英語を話す練習量が足りていない」からです。
多くの人が「英語学習=英文法の勉強や単語の暗記」と思いがちですが、実はそれだけでは英会話は上達しません。これらの勉強はあくまで英語のルールを学ぶことであり、実際に話せるようになるためには、フィールドに立って練習することが不可欠です。
これは、野球を例に取るとよく分かります。野球が上手くなるためには、ただルールを学ぶだけではなく、実際にバットを振ったり、ボールを投げたりしなければなりません。
同じように、英語を話せるようになるためには、実際に英語を使ってコミュニケーションを取る練習が必要です。英会話は、勉強だけではなく、実践が欠かせません。英文法を学んでいるだけでは、英会話力を高めることはできないのです。
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日本にいながら英語環境を作る重要性とその効果

日本にいると、どうしても英語に触れる機会が限られてしまいます。英語を学んでいるにもかかわらず、会話がうまくいかないのは、英語環境に触れる時間が圧倒的に足りないからです。
日本では、英語の文法や単語を学ぶ機会は多いですが、それだけでは英会話は上達しません。英会話力を向上させるためには、英語を使う場面を日常的に作り出し、「英語脳」を鍛えることが欠かせません。
このでは、英語を効果的に学ぶための環境作りに焦点を当て、日常生活の中でどのように英語に触れることができるのか、その方法をお伝えします。
英語に触れる時間が圧倒的に増える
英語環境を作るということは、単に勉強時間を確保するだけでなく、日常生活の中で英語に触れる機会を徹底的に増やすことです。
例えば、朝起きた時から寝る直前まで、英語に関連したコンテンツを意識的に取り入れることで、勉強していない時間でも自然に英語に触れることができます。これにより、知らず知らずのうちにインプットとアウトプットのバランスを取ることができ、英語力が確実に向上します。
「日本に住んでいたら英語環境は作れない」と感じるかもしれませんが、実は工夫次第で誰でも英語環境を整えることができます。この記事の後半では、その具体的な方法とコツを紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
英語環境を作ることで「英語脳」を鍛える
英語環境を作る最大のメリットは、「英語脳」を鍛えることができる点です。英語脳を鍛えると、英語を理解したり、話したりする際に日本語を介さず、直接英語で思考できるようになります。
日本に住んでいても、英語を日常的に使う環境に身を置くことで、英語脳は確実に鍛えられます。英語を使うことが当たり前になれば、英語を英語で理解し、思考する能力が身につくようになります。まるで子供が母国語を覚えるのと同じ原理です。
そして、この「英語脳」を鍛えるための方法やメリットについては、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください!

では、英語環境の作り方について、初心者向けと上級者向けに分けて、具体的な方法とコツを紹介しますので、最後までご覧ください。
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英語環境を作る方法【初級編】
では、日本に居ながら英語環境を作る方法を紹介していきます!
「英語環境を作る」と聞くと難しく考えてしまう方が多いかと思いますが、いきなり全てを英語環境にする必要性はありません。
むしろ、身近なモノから少しづつ英語環境に変えていった方が効果的です。ゆっくりと周りの環境を変えていきましょう。
1日の生活の中で1番関わる時間が多いものは何ですか?
まずは、そこから変えていきましょう。
【英語環境の作り方①】スマホ・パソコンの設定を英語にする

「1日に1回は必ず使用するモノ」と言えば何ですか?
スマートフォンですよね。
僕の場合はパソコンも毎日使うので、スマホとパソコンになります。
スマホやパソコンは、今の時代なければ生きていけない必需品です。
「スマホ依存」や「スマホ中毒」という言葉があるくらいですから、かなりの時間をスマホに使っているのが分かるかと思います。
まずは、言語設定を日本語から英語に変えましょう。
最初は戸惑うと思います。しかし、設定に使われている英単語が読めなくても、何が何を指しているかは感覚で分かるので問題ありません。気づいたら何の問題もなく使いこなせるようになっています。
小さなことですが、毎日の中で英語を使う習慣を付けることはとても重要です。
こういった小さなステップを踏むことで、ちょっとずつ英語環境に慣れていくことができます。
【英語環境の作り方②】SNSで海外のアカウントをフォローする

スマホの言語設定を英語に変えたついでに、インスタやツイッターで海外セレブや海外のアカウントをフォローしてみましょう!
上記でも触れましたが、若者の間で「スマホ依存」はかなり問題になっているそうです。
若者がSNSに費やす時間は、1日3時間を超えているって知ってましたか!?
インスタやTikTokをスクロールしながら、何時間も無駄に過ごしているんです。その無駄な3時間が「海外のインスタを英語で読む時間」になったら、英語が上達すると思いませんか?
むしろ、3時間も英文を読むってかなり効果的なインプットですよね。TikTokやインスタの動画を見るなら、それもいいリスニングの勉強になりますね。
僕も多くの海外セレブをインスタでフォローしています。特にザ・ロックは頻繁にビデオも投稿するので、毎日の中でリスニング力を鍛えるにもおすすめですよ。
ザ・ロックは筋トレやモチベーション動画も多いので、やる気の維持にも繋がってます。
【英語環境の作り方③】洋楽を聞く

音楽が好きな人は、日本語の曲を聞く代わりに英語の曲を聞くようにしましょう。
毎日の通勤中に音楽を聞いている人は、それを洋楽に変えるだけで1日に聞く英語の時間を圧倒的に増やすことができます。
また、洋楽を聞くことで音楽を楽しみながら英語に触れることができるので、ストレスなく英語環境を作ることができるんです。
Unagiブログでは洋楽を使った勉強法も紹介しているので、洋楽を使ってさらに英語を伸ばしたい方は下記の記事を読んでみてください。

【英語環境の作り方④】英語でYouTube、海外ドラマ、洋画を見る

休みの日や暇な時間はどのようにして過ごしていますか?
僕が英語学習を始める前は、テレビをみたりYouTubeを見てだらだらと過ごすことが多かったです。
「学校や仕事終わりに家でゴロゴロとテレビを見始めたら、あっという間に3時間が経っていた」なんて普通のことですが、その時間もったいないと思いませんか?
その時間を使って英語の勉強ができればいいですが、それができないから英語学習は難しいんですよね。
なので、そのテレビやYouTubeを見てゴロゴロしている時間を英語でやれば良いだけの話なんです。
最近では、YouTubeも英語で検索すれば色んな動画が出てきます。自分好みのチャンネルを見つけたら、後はそれらの動画を英語で見るだけです。
聞き取りがまだ難しいのであれば、英語字幕機能を活用すると見やすいかと思います。
僕がおすすめのYouTubeをまとめた記事もあるので、そちらもどうぞ!

英語でYouTubeや海外ドラマを観るだけで、わざわざ英語の勉強をしなくても「リーディング」「リスニング」「発音」「語彙力」「英文法」を自然にバランスよく鍛えることができます。
もちろん英語初心者の方だと、英語字幕があっても難しいと感じストレスになることもあります。なので、徐々に英語で見る機会を増やすようにしてくださいね。
また、僕が英語学習におすすめする海外ドラマをまとめた記事もあるので、そちらも合わせて読んでみてください!

【英語環境の作り方⑤】SNSを英語で利用する

英語で海外のインスタを読んだり英語でYouTubeを見ることで、英語をインプットする環境が整いました。
今度は、英語をアウトプットする環境も作っていきましょう!
今までの英語環境の作り方では「インプット」を鍛えることができても、肝心の英語を話す力である「アウトプット」を鍛えることはできません。
SNSに英語で投稿することで、英語で文章を作る機会を増やし「スピーキング」や「ライティング」の力を鍛えていきます!
大切なので何度でも言いますが、日本人が英語を話せない大きな原因は、英語を話す・使う機会が圧倒的に少ないからです。
自分から英語を話す機会を作らない限り、日本に住んでいては英語を話す機会は一生ありません。
英語を使う環境は、自分で作り出す以外に方法がないんです。
英語を話す相手がいないのであれば、世界を相手にツイッターで英語でつぶやきましょう。
リプライがあれば、インプットとアウトプット両方の練習になります!
「日本人の友達ばかりのアカウントでいきなり英語の投稿はちょっと…」と抵抗のある方は、思い切って新しいアカウントを作っちゃいましょう!
英語用アカウントを友達に内緒で作れば、誰の目を気にすることもなく気ままに英語で投稿ができますね。
最初は独り言状態でいいんです。継続していれば言いたいことがある人がコメントを残すようになり、日本に居ながらも毎日英語を使う環境を作ることができます。
日本に住んでいるとアウトプットをする機会がないと嘆く人も多いですが、「英語環境を作る」ってそんなに難しいことじゃないんです。
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英語環境を作る方法【上級編】

上記で紹介した方法は、あくまで初級編です。
英語環境を作るための小さなステップのようなモノですが、とても重要なプロセスです。
1つでも普段の生活に取り組めるようになれば、英語学習の効率化は一気に上がります。
しかし、英語環境を作れても、英語がすぐに上達するわけではありません。
さらなる向上を目指すのであれば、それなりの覚悟と努力が必要になってきます。
ここから先は、英語環境の作り方【上級編】を紹介していきます!
簡単にできることではないですが、実行できれば英語力はぐんぐんと伸びていきますよ。
僕が保証します!
【英語環境の作り方上級編❶】日本語を使わない生活をする
勘違いしている人も多いですが、「英語環境=英語を使う・話す環境」ではありません。
英語を使う環境に住んでいても、日本語を使う機会が多すぎると英語は伸びません。
より効果的な英語環境とは、日本語を使わない環境を作り上げることです。
この日本語を使わない環境を作ることは、英語を話す環境を作ることよりも遥かに難しいです。しかし、実行することができれば英語力はメキメキと向上します。
「日本に住んでいるのに、どうやって日本語を使わない環境を作るの!?」と疑問を持った方も多いと思います。なので、僕が、実際に日本でやっていたことを紹介しますね。
- 自分の部屋の中では日本語禁止
- 1人でいる時は英語で独り言を言う
- 仕事中でも考え事は全て英語で行う
- 日本人の友達と遊ぶ機会を減らす
- 日本語でのGoogle検索禁止
- 日本語のYouTubeやテレビは見ない
などなど、日本語を使わなければいけない状況以外は全て英語で生活していました。
その中でも「独り言英会話」は効果抜群なので是非試してほしいです!

日本にいると日本語を使う機会が多いのは当たり前ですが、意外と1人でいる時間も多いですよね。
そんな1人でいる時間で、日本語を使うことをやめてみてください。
- 日本語でYouTubeを観ない
- 部屋の中では日本語禁止
- バスの移動中は日本語で考えずに英語で考える
これらなら、日本での生活に支障をきたすことなく英語環境を作ることが可能です。
【英語環境の作り方上級編❷】外国人向けのシェアハウスに住む
日本で英語環境を作るには、そもそも外国人が集まる環境に住むのが1番手っ取り早く簡単です。
外国人向けのシェアハウスに住んじゃいましょう!
日本のシェアハウスで英語環境を作る方法は、下記の記事で詳しく解説しているのでそちらをご覧ください。

【英語環境の作り方上級編❸】オンライン英会話を利用する
英語学習を始めたばかりで「いきなり外国人に声を掛けるのはちょっと…」という方はオンライン英会話・留学を検討するのもアリです。
オンライン英会話とオンライン留学はコストさえかかってしまいますが、1番手軽に英語を話す環境を作ることができます。オンライン英会話を利用するメリットやデメリットは「【オンライン英会話・留学って効果あるの!?】語学学校で働いていた僕が徹底解説します」で詳しく説明しているので読んでみてください!
【英語環境の作り方上級編❹】外国人の恋人・友達を作る
英語環境を作るためには、実際に誰かと英語を話すことはマストです。英語を話さないで英語が話せるようにはなりません。
もしも、周りに外国人がいたら積極的に声を掛けてみてください。日本に住んでいるということは日本に興味があるということです。
海外に長く生活しているので分かりますが、日本の文化や日本人が好きという外国人は結構多いですし、かなり熱狂的な日本マニアもいます。
日本人が海外で英語を勉強するように、日本に住んでいる外国人は日本語を勉強しています。
街中やバーで外国人に出会ったら、ランゲージエクスチェンジのつもりで気軽に”Hello!”と声を掛けてみると意外と簡単に友達ができちゃいますよ。
異性の友達なら、そこから恋人関係に発展することも珍しくないですね。
それでも「いきなり外国人に声は掛けられないよ」という方は、「英会話上達にはとにかく喋るのが1番!?-外国人の友達を作ろう!」の記事で外国人の友達を簡単に作る方法を紹介しているので参考にしてみてください。
僕も日本に居た時にカウチサーフィンを使って外国人が集まるパーティーに参加したり、ジムで筋トレを頑張っていたブラジル人に声を掛けて仲良くなったりと日本に居ながらも英語を話す機会を作ってきました。
どんどん自分から声をかけて、英語環境を作っていくようにしましょう!
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まとめ
今回は僕が実際に試してきた、「日本にいながら英語環境を作る方法」を紹介させていただきました。
いきなり完璧な英語環境を目指さずに、少しずつ英語を使う機会を増やしていくことが大切です。
さらなる英語力の向上を目指しているのであれば、日本語を使う機会を減らす努力をすることで、日本に住みながらでも海外に住んでいるのと変わらない英語環境を作ることが可能です。
最後になりますが、英語学習は毎日の積み重ねがとても大切です。ある日いきなり英語が話せるようになる訳ではありません。毎日の積み重ねで数年後にやっと変化を感じれるようになります。
より質の高い英語環境を心がけて英語学習を楽しみましょう!
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