こんにちは、Yutaroです。
これから海外留学やワーキングホリデーで英語を勉強される方は「海外生活中に日本人との交流をどうすればいいのか?」と疑問を持たれている人も多いかと思います。
僕も初めての海外留学の時は「日本語は一切話さないぞ!」と意気込んでフィリピン留学に向かいました。
この記事では、その辺の疑問にフィリピン留学、ワーホリ、オーストラリア学生を経験した僕が答えていきます。
- 海外留学中に日本人の友達を作るメリットとデメリット
- 留学中に英語しか話さない難しさ
- 目的によった友達作りの大切さ
結論から言いますが、僕は留学やワーホリ中に日本人の友達を作ることは悪いことではないと考えています。しかし、目的によっては制限するべき場合もあります。
では、一緒に見ていきましょう!
留学中に日本人とつるむメリット
上記で軽く触れましたが、海外生活が長い僕は「留学中に日本人の友達を作り、日本人同士でつるむことは悪いことではない」と考えています。*悪いことではないだけで、良いこととは言っていません。
もちろん、語学留学でせっかく海外に来ているので「なんで日本人同士で仲良くなるメリットがあるの?」と思う方も多いはず。
確かに英語などの語学学習が1番の目標であれば、日本語を話さない環境で生活することはとても大切です。
本音を言えば、日本語を話さない環境でガッツリと英語を鍛えて欲しいです。でも、現実ってなかなか難しいんですよね。
完璧な英語環境を作るのが難しいという訳ではありません。英語ができない状態で完璧な英語環境に身を置き、長期間生活をすることが難しいんです。
ここでは、それらの理由を含む留学中に日本人とつるむメリットを紹介します。
- 海外生活がラクになる(ホームシックになりにくい)
- 留学が楽しくなる
- 人生観が変わる
- 外国人の友達も作りやすい
1つずつ解説していきます!
海外生活がラクになる(ホームシックになりにくい)
このUnagiブログでも何度も言っていますが、英語上達のコツは「継続」のみです。
継続なしに英語上達はあり得ません。
語学留学やワーホリで海外に来られる方の滞在期間はさまざまで、1週間から5年以上海外に住んでいる人もいます。
「海外生活が長いから英語ができる」なんてことはないですが、海外生活が長ければ長い分、英語ができるようになるのは事実です。
語学留学やワーホリとなるとかなりストイックに日本人を避けて、外国人としかつるまない人も多いです。
日本人に日本語で話しかけられても、拙い英語で返答して「私は英語しか話しませんオーラ」が全開の人。僕もその中の1人でした(笑)
この「ストイックな英語だけ生活」かなりキツイんです。
僕はオーストラリアに到着してから最初の4カ月間は、英語しか話さないルールを徹底していました。
しかし、内心ボロボロでしたね。「英語しか話さないけど、その英語が話せない」このジレンマに悩まされていたので、特にワーホリ最初の4カ月間は辛い思い出しかないんです。
「伝えたいことが伝えられない」「友達と遊びたいけど、家で英語を勉強した方が伸びそう」こんなことばかりを考えていて、ホームシックになりかけていました。
その後、ハミルトン島で仕事をゲットしたのですが、ここでは多くの日本人が同じ職場で働いていたので普通に仲良く生活していました。
その後もファームで日本人と共同生活したりと、英語上達の目標は自分の中でしっかりとありましたが、日本人との交流は多くなりましたね。
結果、最高の思い出を作って日本に帰国しました!
やっぱり、意思の疎通が簡単にできるって大切なんですよね。ワーホリの生活も一気にラクになり、それと同時に日本語を話す機会が増えたことで英語学習への熱もさらに増していました。
英語学習に関しては1度も熱が冷めたことがないので、プライベートの時間では海外ドラマの『フレンズ』を観まくったり、日本人以外の友達と英語を話す機会を増やして2年間のワーホリで英語力もかなりついたと思います。
もし仮に日本人と全く関係を持たない生活を続けていたら、どこかのタイミングで心が折れて日本に途中帰国していたかも知れません。
実際にワーホリ中にストイックに生活していた日本人は、ワーホリ後に日本で落ち着いている人が多いです。
逆にワーホリ後も世界を歩き回ったり、海外で仕事をしている人は、そういった留学や海外生活でゆる~く生活していた人が多いんですよね。
英語力がめちゃくちゃ高いって訳ではないですが、海外生活が長い分それなりのレベルで英語ができます。
やっぱり楽しくなければ続かないので、辛い思いをしてまで「英語のみ」の生活をすると逆効果の場合もあるんです。
バランスが大事なんですよね。
留学が楽しくなる
人生に何度も経験することがないのが、海外留学です。
英語上達ももちろん大切ですが、人生に1度しかないチャンスを「辛い思い出」にするのは非常にもったいないと思いませんか?
英語がある程度できる人であれば、完璧な英語環境でも楽しい思い出を作ることができます。
しかし、英語をまだ上手に話せない英語初心者だと簡単なことではありません。仮に外国人の友達がたくさんいても、輪の中でポツーンといるだけの状態だとつまらないですよね。
もちろん、英語を勉強しにアメリカやオーストラリアに来ているので日本人を避けたい気持ちも分かりますが、海外で出会う日本人も海外留学中にしか出会うことができない貴重な存在なんです。
また、英語は継続することで上達します。極端に言えば、「3か月間の超ストイックな英語環境で英語学習」よりも「3年間のゆるゆるな英語環境で英語学習」の方が圧倒的に効果があります。
そうなると、今しか経験できない貴重な時間は楽しむべきです!
英語学習は留学後も続ければいい訳ですし、なにも「日本人とつるむ=日本人としか遊ばない」ではありません。
日本人の友達を作りながら、日本人以外の友達も同様に作ればいいだけの話。気の合う仲間と好きなことして過ごすのが1番です。
人生観が変わる
海外で出会う日本人は良くも悪くも「変わり者」が多いです。
人生経験が豊富で、人生観や価値観などが180度違う人に出会うことも少なくありません。こんな僕も、他人から見れば変わり者だと思います(笑)
僕を例に出しますが、初めてフィリピン留学を経験するまでは、僕が知っている世界というのは僕の常識の中に存在するものだけでした。分かりやすく言うと、固定観念ってやつですね。
それが、フィリピン留学中に出会った「100カ国以上を旅している70歳のおじいちゃん」や「元銀行員だけど仕事辞めて英語を勉強しに来た人」など、バックグラウンドから考え方まで全てが違う人に固定観念をひっくり返されたんです。
21歳まで埼玉県から出たことがなく、高校卒業後に引っ越し屋の経験しかない僕には大きなショックでしたね。
そこで出会った人の影響でオーストラリアへのワーキングホリデーを決意しました。
また、オーストラリアのワーホリ中に出会った同い年の日本人に影響され、オーストラリアの大学に進学することを決めましたし、大学卒業後に色んな国で働きながら暮らしたいと思うようになったのもそんな人たちの影響です。
そんな僕も、多くの人に僕の経験をシェアしてきました。中にはそんな僕の影響で海外で働くことを決めた人もいます。
このブログを読んで、僕に影響された方がいたら最高に嬉しいです!
留学時の年齢にもよりますが、世の中には知っていることよりも知らないことの方が圧倒的に多いです。
こういった経験豊富な人と深く語り合う経験って、実は英語学習よりも大切なことかも知れないですね。
外国人の友達も作りやすい
ワーホリや留学中に英語ネイティブ含む外国人の友達作りに励む人も多いですが、海外に住んでいても意外と出会いって少ないんですよね。
「海外に住んでいるから」という理由だけで、外国人の友達が簡単にできるという訳ではないんです。
また、上記でも触れたように留学生活を楽しめていないと、出会いを求めて遊びに行くことも減ってしまいます。
そうなると余計に友達ができにくくなってしまい、孤立した環境でさらに孤立していく負のスパイラルに陥ってしまうんです。
そこまで行くとなかなか抜け出すのが大変ですが、日本人の友達ができることで心に余裕が生まれます。
心に余裕があると積極的にその友達と遊びに出かけたり、パーティーに参加するようになり、色んな国の友達ができやすくなるんです。
そもそも、留学中に仲良くなる日本人って人好きな人が多いんです。日本人に関わらず色んな国の友達がいるので、そういう人に付いて回ることで人脈を広げることができます。
そうなると日本人以外の友達と遊ぶ機会も増えるので、英語を話すチャンスを増やすことができるんですね。
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留学中に日本人とつるむデメリット
上記では留学中に日本人とつるむメリットを紹介させていただきましたが、もちろん日本人ばかりとつるむことを避けた方が良い場合もあります。
ここでは、そんなデメリットを紹介していきますね。
- 英語(語学)が上達しない
- 海外生活感があまりない
- 人間関係のトラブルに巻き込まれやすい
- 外国人の友達と深い関係になりにくい
- 人間として成長しにくい
個人的にはデメリットの方が多いですが、バランスが大事ということだけは忘れないでください!
では、一緒に見ていきましょう。
語学が上達しない
やはり、日本人とつるむ最大のメリットは「語学が上達しない」です。
海外で生活している人の理由や目的はさまざまですが、語学留学でカナダやオーストラリアに来ている人の目的は言わずもがな英語学習ですよね?
英語圏で語学留学なら「英語」ですし、スペインで語学留学なら「スペイン語」が留学の目的だと思います。
ワーキングホリデーとなると語学学習ではなく「ただ楽しむ」ことが目的の人も多いですが、語学学習が目的の人は日本人との交流を抑える必要がある可能性もあります。
「日本人とつるむメリット」では「日本人と共に行動することで留学での生活がラクになり、結果的に英語学習の効率が上がる」と説明しましたが、日本人とだけ群れて固まっていては英語が上達するわけがありません。
あくまでも日本人と「仲良くする」「たまに遊ぶ」が留学生活をラクにし、人脈づくりに効果的という意味であって、「日本人同士で固まる」「日本人だけと群れる」だと語学留学の意味がなくなってしまうんです。
英語は使うことで成長していきます。英語を使わない生活をしていれば、英語が上達するわけがありません。
留学中に心強い日本人の友達を作ることは大切なことですが、その中でも毎日英語を使う生活を取り入れることがとても重要なんです。
海外生活感があまりない
留学中やワーキングホリデーで日本人とつるむ2つ目のデメリットは「海外に住んでる感があまりない」ことです。
やはり、わざわざ日本から出て海外生活をしているので、その海外感を存分に味わいたいですよね?
僕もオーストラリアでファーム生活をしていた時は、アジア人に囲まれて4カ月間生活をしていました。その時はオーストラリアにいたのか忘れるくらいアジア感が満載でしたね(笑)
それはそれで楽しかったですが、せっかくオーストラリアに来ているなら「大自然のオーストラリアでオーストラリア人とオーストラリアらしいことをしたいな」とずっと考えていました。
オーストラリアに来てまでジャパレスで働き、日本人と一緒に住み、日本人の恋人を作り、日本語しか話さない生活をしていては日本に居るのと変わらないですよね。
そのレベルの海外感を味わいたいのであれば、沖縄でリゾバをすればいいだけの話です。
ワーホリは一生で1回しかできない貴重な体験ということを忘れないでくださいね!
人間関係のトラブルに巻き込まれやすい
上記でも触れましたが、海外で出会う日本人は良くも悪くも変わり者が多いです。さらに、海外の日本人コミュニティは一度入ると抜け出すのが難しいんです。
そうなると、人間関係のトラブルに巻き込まれやすいんですよね。
海外に住んでいると、日本人という理由だけで日本人のみのパーティーなどに誘われることがあります。
僕はジムで筋トレ中やスーパーで買い物中に、日本人から「もしかして日本人ですか?」と声を掛けられたことが何度もあり、飲み会や食事会に誘われました。
学校や職場にいる日本人の友達程度であれば問題ないですが、こういった宗教じみた「日本人コミュニティ」に属してしまうと面倒くさいことも多いんです。
仕事終わりに付き合いで飲みに行ったり、「日本人参加」という名のパーティーには暗黙の了解で参加しなければいけなかったりと、日本の縦社会文化がそのままオーストラリアに存在している場合もあるからです。
僕はハミルトン島で働いていた時に、「島の日本人だけを集めてパーティーするけど来ない?」の誘いを断ったらそのコミュニティの日本人から無視されるようになりました(笑)
なぜか、日本人コミュニティに参加しない日本人は煙たがられる傾向もあるので、こういったグループからはなるべく距離を置いた方が無難だと思います。
外国人の友達と深い関係になりにくい
「日本人とつるむメリット」では日本人と仲良くすることで外国人の友達ができやすくなると紹介しましたが、日本人と常に行動を共にしていると外国人の友達と深い関係になりにくいんです。
仮に外国人の友達と自分の友達3人だけで遊んだりする分には問題ないですが、日本人5人にフランス人2人とかで遊ぶ場合は注意が必要です。
なぜかと言うと、一緒にグループとして行動していても日本人とフランス人で内部分裂が起きるからです。
日本人は日本人と日本語しか話さないし、フランス人もフランス人とフランス語でやり取りをし、英語を話すのは「どこに行く?」とか「写真撮ろう!」くらいしかないんです。
友達になりたての頃は、お互いに英語を話したい目標があるので一緒に遊びに行きます。しかし、時が経つと共に日本人は日本人と、フランス人はフランス人と遊ぶようになってしまうんですね。
また、僕はワーホリ時に日本人1人で8人くらいのオーストラリア人グループに属していたことがありますが、彼らの英語が早くて理解できないのでストレスでしかなかったです。誰にも気づかれないようにそのグループから姿を消しました(笑)
その原理と同じで日本人グループに数名の外国人が混ざっていても、母国語で会話しちゃうんです。
相手がつまらなそうにしているのは分かっていても関係なく日本語で話してしまうので、だんだんと外国人の友達が減っていくんですよね。
外国人の友達と深い関係を気づきたい場合は、母国語が話せない環境のグループに属する必要があります。
日本人がいても外国人の割合が多い場合は、日本語を話す機会は一気に減りますよ。
人間として成長しにくい
留学中に日本人とつるむ最後のデメリットは「人間として成長しにくい」です。
自分しか頼れる人がいない環境だと、どんな状況でも生きていく術を学ぶことができます。英語ができなくても仕事や家を自力で見つけ出し、慣れないタックスリターンや保険の延長などは必死に情報を集め全てを1人でやらなければいけません。
しかし、留学中に日本人の友達を作ってしまうと人生経験の長い先輩に何もかも頼ってしまい、人間として成長しにくくなってしまいます。
ローカルジョブが見つからなくても「仕事見つかるまでどう?」と友達からジャパレスの仕事を紹介され、気づいたらワーホリ終わってたなんて経験の人も多いのではないでしょうか。
日本人同士でレストランにいっても、英語での注文は海外歴の長い友達が全部やってくれる。
それでは、英語が上達するわけもありません。
人脈を広げることで助け合いの大切さに気付くことができるのは大きなメリットですが、時には1人で力強く踏ん張らないといけない時もあります。
僕がワーホリに行くことをおすすめするのも、その部分で成長するところが大きいからです。
僕のワーホリ1年目は留学エージェントにビザ申請から仕事探しまで全てをやってもらいました。ハミルトン島やファーム生活中も周りの経験豊かな友達に色々と教えてもらい全てが順調に進んでいたのですが、何か物足りなさを感じていたんです。
ワーホリ2年目はパースに行ったのですが、そこでは仕事探しから部屋探しまで全てを1人で行いました。誰にも頼ることなく5カ月間で250万を貯めこみ、日本人のいない環境で英語を伸ばし、自分のことを褒めたいくらい充実した気持ちでいっぱいでしたね。
ここで色んな意味でレベルが上がった僕は、日本帰国後にセブ島留学時の友達を車で拾いながら東京から大阪に向かったり、ワーホリ仲間を集めて東京でパーティーを開いたりとワーホリ前の自分からは考えられないくらい行動する人間になっていました。
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【まとめ】バランスが大事
今回の記事では、「留学中に日本人とつるむメリットとデメリット」を紹介しました。
簡単にまとめると、留学中に日本人の友達を作ることで「海外生活がラクになる(ホームシックになりにくい)」「留学が楽しくなる」「人生観が変わる」「外国人の友達も作りやすい」といったメリットが挙げられます。
逆に、留学中に日本人と固まったり、常に一緒に行動することで「英語(語学)が上達しない」「海外生活感があまりない」「人間関係のトラブルに巻き込まれやすい」「外国人の友達と深い関係になりにくい」「人間として成長しにくい」のデメリットを生じる可能性があります。
海外留学中に日本人の友達を作るべきか否かと悩んでいる方へ送るアドバイスは「バランスが1番大事」です。
語学学習が目的の方は、日本人の友達を作りつつも外国語を話せるチャンスを逃さないように努力する必要があります。日本人の友達と行動することで、語学へのやる気がそがれる可能性があるのでそこだけ注意が必要です。
僕がおすすめする日本人との付き合い方は、「日本人の友達と遊ぶのは外だけ」「日本人コミュニティには属さない」「1人の時間は100%語学学習に使う」「日本人の友達が日本に帰国したら新たに日本人の友達は作らない」などとルールを決めて留学すると充実した時間になると思います。
また、語学学習が目的の場合はその留学だけが語学学習ではないので、日本に帰国後も継続する必要がありますし、チャンスがあればどんどん海外に飛び出しましょう。
1回目の留学とはまた違った考え方で日本人と関わるようになるはずです。
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コメント
コメント一覧 (2件)
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