「ネイティブ並みの英語力」は本当に必要?リアルな現場で感じた「使える英語」と「不要な英語」

こんにちは、Yutaroです。


「ネイティブ並みの英語力」を目指すことが、英会話を学ぶ上での目標だと思っている方も多いのではないでしょうか?

ですが、実際に英語を使う場面では、必ずしも流暢で完璧な英語が求められるわけではありません。


私自身、英語が全くできない状態から海外で英語を使いながら成長してきましたが、その過程で気づいたことがあります。

それは、英語が完璧でなくても、「伝わる英語」があれば十分に通じるということです。


アメリカ横断の旅では、トラベル英会話の本を持っていても、バスのチケットを買うことすらできなかった私が、フィリピン留学を経て英会話をすることに慣れ、オーストラリアでホテル業界に携わるまでに成長できたのは、英語力だけではなく、「使える英語」を意識して学んだからだと実感しています。


今回は、「使える英語」と「不要な英語」 の違いを、ワーホリ、フィリピン留学、そしてホテル業界での体験を交えてお話しします。英語を話すことに自信が持てず、完璧な英語を求めていたあなたに、少しでも安心感とヒントを提供できる内容になっています。

英語をペラペラ話さなくても、仕事で十分に通用する英語を身につける方法があることを、私の体験を通じてお伝えしていきます。これから英会話を学びたい方、または英語力に不安がある方は、ぜひ読み進めてくださいね。

目次

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TOEIC高得点でも話せない vs. 文法ミスだらけでも通じる英語

多くの人が英語力を測る指標としてTOEICを目指し、スコアを上げるために頑張っています。確かに、TOEICのスコアは一定の目安にはなりますが、英会話のスキルを測るものではありません。

TOEIC満点でも英語が話せない人がいる一方で、文法がめちゃくちゃでも、会話は問題なくできるという人もいます。この現実は、英会話において本当に重要なことが何かを考えさせられます。


英語力の本質は会話の実践力にあるのです。今回は、「TOEIC高得点でも話せない理由」と「文法ミスでも通じる英語」の違いを、私自身の経験を交えて解説します。

フィリピン語学学校で実感した英会話のリアル

フィリピンの語学学校で働いていたとき、オリエンテーションで生徒さんの英語力を測るためにTOEICの模試を受けてもらうことがありました。

TOEICで800点以上を取った生徒は、文法や語彙力が優れていて、最初からレベルの高いクラスに入ります。しかし、実際の英会話となると、口数が少なく、緊張してうまく話せないことが多かったんです。


一方、TOEICで300点に満たなかった生徒は、文法に自信がなくても、間違いを恐れずに積極的に会話を楽しんでいました。

グループクラスでは、他の生徒と頻繁に会話を交わし、コミュニケーションを盛り上げる存在でした。また、授業外でも現地の友達をすぐに作り、英語を使う機会が増えていきました。


卒業時には、両者のスピーキング力に大きな差が生まれていました。TOEICで高得点を取った生徒は、スピーキングに課題が残る一方で、TOEICで300点に届かなかった生徒は、英会話に自信を持ち、語学力を大きく伸ばしていました。その後、彼はオンライン英会話を活用して、TOEIC900点を取得するまで成長したんです。

この経験を通して感じたことは、英会話において大切なのは語彙力や文法力だけではないということです。最も重要なのは、英語を実際に使うことに慣れること。そして、積極的に英語を話すことが、最終的に会話力の向上に繋がるということです。


英会話に必要なのは「慣れ」と「自信」

英語力が高いことよりも、英語を使うことに慣れることが重要です。何度も英語を使う環境に身を置いて、自分の英語を実践することで、次第に自信がつきます。

フィリピン留学の経験を振り返ると、英会話が苦手だった自分が、会話の中で少しずつ成長していった過程が思い出されます。


英会話における「慣れ」は、語彙力や文法力だけでなく、実際に会話を重ねることで培われるものです。どれだけ文法が正確でも、使わなければ意味がないのです。

逆に、文法や発音が多少間違っていても、自信を持って話すことができる人は、会話が通じやすいのです。


このように、英会話において最も大切なのは、文法や語彙の正確さよりも、英語を使うことに慣れること、そして会話のキャッチボールを楽しむことです。

英会話を実践することで、英語力は確実に向上します。完璧を目指す必要はありません。伝わる英語が最も大切なのです。


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「通じる英語」と「無駄な英語」の違い

「ネイティブみたいに話せないとダメ?」と思うかもしれませんが、実際にはそんなことはありません。むしろ、仕事の現場ではシンプルで分かりやすい英語のほうが、より効果的で役立つことが多いのです。

では、なぜ「通じる英語」が重要で、「無駄な英語」は避けるべきなのでしょうか?今回は、実際のホテル業界での英会話の経験を元に、仕事で求められる英語とそうでない英語の違いを掘り下げていきます。

ホテル業界で求められる「通じる英語」

オーストラリアのホテルで働いていた経験から、客対応の場面では何よりもシンプルで明確な英語が最も重要だと実感しました。

特にビジネスの現場では、無駄に難しい表現を使うよりも、簡潔で直感的に伝わる言い回しのほうが、実際には役立つのです。


例えば、次のような表現の違いを見てみましょう。

  • 不要な英語
    「Would you mind if I take your luggage to your room, sir?」
    → 丁寧ではありますが、長くて複雑な表現です。聞き手は「はい」や「いいえ」の返事をした後に、さらに説明を待つ必要があり、やや冗長です。
  • 使える英語
    「I’ll take your luggage to your room.」
    → 短く、直接的で明確です。すぐに相手に伝わり、無駄なく次の行動に移ることができます。特にビジネスの場面では、このようなシンプルでスムーズな表現が最も効果的です。

このように、簡単で明確な英語を使うことで、相手にスムーズに伝わり、誤解を減らすことができます。相手が理解しやすい言葉を選ぶことが、会話を円滑に進めるためには不可欠です。


シンプルで分かりやすい英語のメリット

シンプルな英語を使うことには、次のようなメリットがあります:

  • 理解しやすい: 短くて簡単なフレーズは、誰にでもすぐに理解されます。会話で重要なのは、相手が何を言いたいのかをすぐに理解できることです。
  • 誤解を防げる: 複雑な表現を使うと、意味が不明瞭になり、誤解が生まれる可能性が高くなります。シンプルな表現にすれば、誤解を避け、意思疎通がスムーズに行えます。
  • 時間を節約できる: 会話を効率的に進めるためには、余計な言葉を省くことが重要です。長い説明よりも、シンプルな一言で目的を達成できる方が、時間を有効に使えます。


ネイティブらしさよりも「通じること」重視

多くの人が英会話を学ぶ際に、ネイティブのように流暢に話すことを目指しがちです。しかし、実際には流暢さよりも「伝わる英語」を使うことが重要です。

流暢に話せることも大切ですが、ビジネスや日常会話では、最も重視すべきなのは、相手にきちんと伝わることです。


例えば、ネイティブのように発音や文法にこだわりすぎて、会話の中で何度も説明し直しをするよりも、シンプルな表現で意図をきちんと伝える方が、効率的で有益です。

  • ネイティブっぽさにこだわらなくても大丈夫: 重要なのは、「通じること」。文法のミスや発音の違いに気を取られるより、伝えたいことをスムーズに言えることが大切です。
  • 会話のキャッチボールができること: 言いたいことが相手に伝わり、相手からも意図を受け取ることができるなら、それこそが真の英会話力です。


「無駄な英語」を避ける実践的な方法

英語を話すときに、無駄な表現複雑な言い回しを避ける方法を見てみましょう:

  • 短い文章で伝える: 簡潔な言葉で意図を伝えることで、相手に余計な負担をかけず、スムーズに会話を進めることができます。
  • 直球で伝える: 会話の目的を意識して、必要なことだけを伝えるようにしましょう。複雑にしすぎず、相手がすぐに理解できる表現を選びます。


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最低限これができればOK!仕事で通用する「実践的な英語力」

「どこまで英語ができれば英語が必要な仕事で働けるの?」と不安に思う人も多いですよね。実は、ネイティブレベルの英語力は不要です。むしろ、シンプルで実用的な英語を使いこなせることが重要になります。

では、ワーホリの仕事や接客業で求められる最低限の英語スキルとは何か?それは、次の3つです。

簡単な指示を的確に伝えられる

ホテルや飲食店などの職場では、複雑な表現よりも、シンプルで分かりやすい英語が求められます。お客様に対して、短いフレーズで明確に伝える力があればOKです。


「Please wait here. I’ll bring your key.」
(ここでお待ちください。鍵をお持ちします。)

「Breakfast is from 7 AM to 10 AM.」
(朝食は7時から10時までです。)


このレベルの英語で十分対応できます。ポイントは、主語+動詞のシンプルな構造を意識することです。

文法の間違いを気にしすぎないことが大切!
「完璧な英語じゃないと失礼では?」と思うかもしれませんが、仕事の現場では「伝わる英語」が最優先。文法ミスが多少あっても、しっかり伝えようとする姿勢があれば問題ありません。


相手の言うことを大体理解できる

「リスニングが苦手で不安…」という人もいるかもしれませんが、すべての単語を聞き取る必要はありません

重要なのは、お客様の要望を正しく理解し、適切に対応できることです。


🔹 不要なスキル: ネイティブの映画を字幕なしで100%理解する
🔹 必要なスキル: お客様のリクエストを理解し、対応できる


例えば、ホテルで「Can I have an extra towel?」(タオルを追加でもらえますか?)と聞かれたら、”extra towel”というキーワードを聞き取れれば、「Sure! I’ll bring it to your room.」(かしこまりました、お部屋にお持ちします。)と返せばOKです。

すべてを聞き取れなくても「重要な単語」を拾う!
リスニングが苦手でも、”water”(水)、”check-out”(チェックアウト)、”luggage”(荷物)などのキーワードを拾えば対応できます


自信を持って話せる

実は、英語の正確さよりも「自信を持って話せるかどうか」が通じやすさに大きく影響します

フィリピン留学で気づいたのは、英語が得意でなくても堂々と話す人のほうが、相手に伝わりやすいということでした。


小さなミスを気にしない!
ゆっくり、はっきり話すだけで通じる!
笑顔やジェスチャーを活用するとさらに分かりやすい!

英語の「正確さ」より「伝える意識」を大切に!
「文法が間違ってたら恥ずかしい…」と萎縮すると、逆に通じにくくなります。完璧じゃなくてもいいので、自信を持ってはっきり話すことが重要です。


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オーストラリアで10年以上暮らしてもネイティブ並みじゃない人は普通にいる

僕がオーストラリアで働いていたとき、現地に10年以上住んでいる日本人の中にも、英語がネイティブ並みではない人がたくさんいました。


でも、その人たちは普通に仕事をして、現地の同僚とも会話し、ストレスなく生活しています。特に接客業でも問題なく働いている人が多く、発音が日本語っぽくても、お客様対応がスムーズにできていました。

このとき僕は、「英語が完璧じゃなくても、問題なくやっていける!」 と確信しました。

  • オーストラリアに10年以上いても、ネイティブ並みに話せない人は多い
  • 発音が完璧でなくても、仕事は問題なくこなせる
  • 必要なのは「慣れ」と「実践経験」!

大切なのは「通じる英語」を身につけること

英語を話せるようになるために必要なのは、完璧な文法や発音ではなく、「伝える力」 です。

🔹 シンプルでわかりやすい英語を使う!
🔹 間違いを恐れず、とにかく話す!
🔹 経験を積むことで、英語への自信がつく!


実際に仕事をしていると、ネイティブのように流暢に話せなくても、伝えたいことが伝われば問題ありません。

英語は使えば使うほど慣れるものなので、ネイティブ並みを目指すよりも、まずは「通じる英語」を意識することが大切です!


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まとめ:「完璧を目指さず、使える英語を身につけよう!」

英語学習で多くの人が抱く誤解、それは「ネイティブ並みに話さないとダメ」というプレッシャーです。でも実際、 仕事や日常で求められるのは、シンプルで伝わる英語 です。

英語が完璧でなくても、しっかりとコミュニケーションを取ることができれば、それで十分です。大切なのは、 英語を話すことに慣れ、シンプルで伝わりやすい表現を使うこと です。


僕自身、最初はまったく英語が話せませんでしたが、 少しずつ実践を重ねることで成長 し、今では海外での仕事に必要な英語を身につけました。

「英語は完璧じゃなくても大丈夫。」

この心構えを持って、あなたも まずはシンプルな英語から実践 してみてください。英語力が向上するのは、正確さよりも 「使える英語」を身につけること が大切だからです。

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この記事を書いた人

30代オーストラリアで働くホテルマン。高校3年間英語赤点+100㎏を超える肥満児。22歳の時にフィリピン留学を経験し英語学習を始める。アメリカ横断、ワーホリ、フィリピン勤務、東南アジアバックパッカー等で英語力を磨き、28歳でオーストラリアの大学でホテル経営を学ぶ。ブログでは主に英語学習や海外留学について発信しています!

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