こんにちは、Yutaroです。
アメリカへの語学留学から始まり、フィリピン留学、ワーキングホリデーと日本を出て英語を海外で勉強することが当たり前の時代になりました。
ワーキングホリデーを上手く利用できれば、20代のほとんどを海外で暮らすことも可能です。
しかし、海外留学を何年もした(している)にも関わらず、英語が話せない人は多いです。
何も考えずに「留学すれば英語ペラペラになるでしょ!」なんて思っていると、貴重な時間を無駄にしてしまいかねません。
この記事では、そんな日本人が海外留学しても英語が上達しないで帰国してしまう原因を紹介していきます。
【英会話が上達しない原因❶】英語環境に身を置いていない
「語学留学やワーホリを1年以上したのに英語が話せない」
それらの1番の原因は、やはり英語を勉強する環境の悪さです。
「海外に住んでいる」という事実から英語環境に身を置いていると思いがちですが、実は海外に住んでいるだけで英語環境にはならないんです。
日本人とつるむ
日本人に限らず、英語が母国語でない人は海外でも同じ国出身の人と仲良くなります。
当たり前のことですが、日本人とつるむということは英語を話さずに日本語しか話さないと言うことになりますね。
下記の記事で「留学先で日本人の友達を作るメリットとデメリット」を紹介していますが、英語学習という観点では日本人の友達を持つメリットは1つもありません。
他の記事でも何度も触れていますが、英語をスムーズに話せるようになるには英語脳を鍛える必要があります。
日本語と英語は語順が逆だったりと全く違う言語になるので、留学中に日本語を話す機会が増えてしまうと、その英語脳を鍛えることができなくなってしまうんです。
もちろん留学中は英語を話す機会は多いので、英会話は上達します。
しかし英語脳が鍛えられないので、スムーズなやり取りはできないまま帰国することになってしまうんですね。
正直に言いますが、留学中に日本人と遊ぶことをやめれば英語は一気に上達します。
勉強しない
海外に住んでいると英語を話す機会は多いので、それだけで満足し自ら進んで勉強をしなくなっていまいます。
しかし、そういった人は実際に英会話が伸びるほど十分な英会話をしていないので、新しい英単語や表現を覚えることはなく英語が上達しないんです。
語学留学中でも学校だけの英語学習に満足せず、自習時間を作ったりと努力する必要があります。
間違った英語もそのまま
勉強しないのと理由は似ていますが、せっかく英語ネイティブを目の前にして英語の間違いを把握しているにも関わらず、スルーしてしまうと英語は伸びません。
英語ネイティブに通じないということは間違った英文法、もしくは英単語を使っているからです。発音が間違っているのかも知れないですよね。
英語が伝わらなかった時に「あっ、伝わってない…」と話すのを諦めるのではなく、なんで伝わらなかったのかを相手に聞いたり、家に帰ってから原因を追究しないと英語は話せるようになりません。
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【英会話が上達しない原因❷】英語学習に費やす時間が圧倒的に足りない
留学やワーホリでどのように過ごすのかはもちろん大切ですが、英語学習とはそもそも時間がかかるものです。
留学中に努力したからと言っても、短い期間ではそこまでの成長を感じることはできません。
英語習得にかかる時間は3,000時間
聞いたことのある人も多いと思いますが、英語習得にかかる時間は3,000時間とも言われています。
個人的にこの数字は正しいと思っていて、3,000時間ほど英語に触れていれば友達との英会話で困らないくらいのレベルにはなれるでしょう。
この友達との英会話で困らないレベルに達するには、ワーキングホリデーであれば2年目の終わりから3年目に入るころに実感できるはずです。
なので、3カ月のフィリピン留学や6カ月のアメリカ語学留学では、よほど本気で英語学習に取り組まない限り英語が話せるようにはならないんです。
英語は勉強する時間が長ければ長いほど流暢になっていくものなんです。
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留学中に英語をガッツリ上達させる過ごし方
さきほどは留学しても英語が上達しない原因を紹介しました。
まとめると以下の3つになります。
- 留学中に日本人と遊びすぎ
- 留学中に英語の勉強をしない
- 英語学習に費やす時間が圧倒的に足りない
高校時代に3年間英語が赤点だった僕ですが、30代に突入した今はオーストラリアの大学を卒業しオーストラリアでホテルマンとして働いています。
その過程には2年間のオーストラリアでのワーキングホリデーやフィリピンで就労したりと、英語環境に身を置くことに全力を注いできました。それらの経験から、ワーキングホリデーや語学留学で英語を確実に伸ばす過ごし方を紹介していきます!
外国人の友達を作る
言うまでもないですが、英語を伸ばしたいのであれば外国人の友達を作ってください!
「日本人との関係を全て断て」とは言いません。留学中に日本人とつるむメリット・デメリットでも解説していますが、留学中に日本人と仲良くなることで得られるメリットも多いです。
しかし、英語学習に関してはデメリットでしかないんです。
外国人の友達を作る方法は下記の記事で解説しているので、参考にしてみてくださいね。
今現在、日本人に囲まれた環境に身を置いているのであれば、仕事を変えたりシェアハウスを変えたりと自分から環境を変えていく必要があります。
僕はワーホリ中に日本人と遊ばない時期があったので日本人コミュニティから無視されていましたが、そのおかげで英語が一気に伸びたので後悔は全くありません。
逆にこれから留学に行かれる人は、日本人がなるべくいない国や地域を選ぶことをおすすめします。
どこにでも日本人はいますが、そういう環境を選んだ日本人は同じく強い意志を持って留学をしているのでお互いに切磋琢磨して英語学習の向上ができるでしょう。
毎日寝る前に海外ドラマを観る
「毎日英語の勉強をする」と言いたいところですが、毎日の英語勉強は難しいですよね。ワーホリで英語学習に全力を注いだ僕ですが、勉強嫌いなので勉強っぽい勉強は一切しなかったです。
もちろんテキストブックを使った英語勉強が好きな方は、留学中も日本に居る時と同じように勉強してください!
勉強嫌いな僕は、家に帰ったら毎日のように海外ドラマを観ていました。
まだ英語初心者だったワーホリ時は1日の大半を海外ドラマ『フレンズ』を観て、新しい表現を覚えては次の日に英語ネイティブの友達に披露していましたね。すんなりと相手に伝わった時の感動は未だに鮮明に覚えています。
どれだけ忙しくても寝る前は必ず海外ドラマの1エピソードを観ることを義務付けていた僕は、それが習慣になって未だに寝る前は海外ドラマを何かしら観ています。
『フレンズ』に関しては好きすぎて、すでに10回以上見返しているくらいです。
留学中にどうしても勉強する気になれない人は、海外ドラマを英語で観る習慣をつけましょう!
いずれ英語が話せるようになると信じる
さきほども説明したように、英会話の習得はものすごく時間がかかります。
仮にワーホリや留学で英語環境に飛び込んで努力しても、日本帰国時に理想としていた英語力には達していないでしょう。むしろ、現実と理想の差に驚愕とする人がほとんどではないでしょうか。
多くの人はここで「私には英語の才能がないんだ」と諦めてしまいます。
しかし英語学習はそこで諦めずに続けることで、少しずつですが英語が話せるようになっていくんです。
30代に突入した僕は、オーストラリアでホテルマンができるほどの英会話を習得しました。英語ネイティブと会話をしていても劣等感を抱くこともほとんどないです。
そんな僕も22歳でフィリピン留学をした際は、英語力がほぼゼロでした。21歳でアメリカ横断に挑戦したのですが、その時はバスチケットを購入するのに3時間もかかったほどです。
2年間のワーホリから日本に帰国した時は友達との簡単な英会話はできるレベルになりましたが、ペラペラと呼ぶには程遠かったです。まだ頭の中で日本語と英語がごちゃごちゃになりながら文章を作っていたのを、妹のカナダ人彼氏と英語で話した時に覚えています。
その後フィリピンで働くのですが、そこで完全に英語脳が構築され、スピーキング力が格段に伸びたのは身に染みて感じました。
この時が26-27歳なので、フィリピン留学を経験してから4-5年が経ち、やっと自信を持って「英語が話せる」と周囲の人にも言えるようになりましたね。
フィリピン留学後は日本で半年以上全く英語を勉強しない日々がありましたし、ワーホリ後も日本で1年近く生活していたので、英語習得にかかる期間4-5年という数字は現実的な数字だと思います。
学生時代から英語学習を継続している人であれば、2-3年の語学留学を経験すると相当ペラペラなレベルに達するでしょう。要は「どれだけ英語学習を続けてきたか」ということなんです。
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まとめ
この記事では、語学留学やワーホリしたのに英語が話せない原因と対処法について紹介しました。
日本人と過ごす時間を減らしたり、留学中も英語学習をしたりと誰もが知っていたような内容をお届けしましたが、つまりそれほどにその2つが英語が話せない原因だからです。
簡単そうに聞こえますが、実際に留学すると周りは日本人だらけ。ましてや初めての留学となるとホームシックも重なって、最初は避けていても日本人同士で集まってしまうんです。
継続してこその英語学習なのでそれでもいいのですが、本当に英語を上達させたいのであればこの記事で紹介した対処法を試してみてください。
質問や感想等ございましたら下のコメント欄、もしくはツイッターまでお願いします。
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