こんにちは、Yutaroです。
この記事では海外ドラマ『フレンズ』の1シーンを使って、一緒に英語を勉強していきます。
僕はこの勉強法をワーホリ中にやり続け、30代に突入した今ではオーストラリアでホテルマンとして働いています。
- 海外ドラマのワンシーンから生きた英語を学びたい
- 英語ネイティブが使う英語表現を覚えたい
- リスニング力を上げたい
では、英語学習に最適の海外ドラマ『フレンズ』を使って、一緒に勉強していきましょう!
海外ドラマ『フレンズ』が英語学習におすすめの理由
僕が、英語学習に海外ドラマ『フレンズ』をおすすめするのには理由があります。
詳しい解説や勉強法は、下記の記事でガッツリ紹介しているので参考にしてください。
このフレンズを使った英語学習方では1話20分程度のエピソードを何度も見ることで、リスニングとスピーキングのスキルを同時に伸ばすことが可能です。
今回は5分程度のフレンズのビデオクリップを使って一緒に勉強したいと思います!
やり方は、非常に簡単です。
- 英語字幕ナシで見る。(何度でも見る)
- ビデオについている英語字幕を付けて見る。(分からない表現をメモする・正しい発音を覚える)
- このシーンで出てきた英語表現の意味を覚える(英語初心者向けに日本語での解釈を入れておきます)
- 字幕ありで観て、覚えた英語の使い方を映像と共に覚える。(英語の字幕を動画と照らし合わせながら、イメージで覚える)例:フィービーが”Get off! Stop it!”と言っているシーンは、マッサージが痛いことが原因なので、そのイメージで覚える。
- もう一度、動画を字幕ナシでみる。(聞き取れなかった部分が聞き取れるか確認する)
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【ステップ1】英語音声、字幕ナシで見る
英語ネイティブの英語が聞き取れない原因ナンバーワンが、聞き取り量の少なさです。
英語ネイティブの英語を聞かないので、単純に聞き取れないんですね。英語ネイティブの英語を聞く習慣がつけば、英語は聞き取れるようになるんです。
これから『フレンズ』の短いビデオクリップを見てもらいますが、最初は聞き取れなくて当たり前です。
4分ほどの短いビデオなので、聞き取れる部分があるか何度でも見直してください。
このビデオはモニカがチャンドラーにマッサージをしているシーンで、モニカのマッサージがビックリするくらい痛いところから始まります。
本人は気づいてなかったですが、フィービーに指摘されて気づくというモノです。
たった4分の短いビデオなので、何度も見てください。
僕のやり方は、「もうこれ以上やっても聞き取れない!」ってなったらステップ2に進みます。
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【ステップ2】英語字幕ありで観る
ステップ2は、英語字幕を付けて見ます。
英語字幕を付けることで、目で字幕を追いかけながら同時に本来の英語の音を聞くことができるので、理解度がグッと上がります。
この時に自分の英語発音と英語ネイティブの発音の違いなどに集中して聞くようにすると、言葉と言葉の繋がり方や発音されない音などが聞き取れるようになります。
字幕ナシで見た時と理解度が全然違いませんか?
今回は英語字幕を目で追いかけられるので、英語の音が自然と聞き取れたと思います。
英語字幕を見ながらだとリスニング力はそこまで鍛えられないのですが、「なぜ字幕なしで聞き取れなかったのか?」が分かるので必ずやるようにしてください。
字幕なしで聞き取れなかった英語を何度でも聞いて、正しい発音方法を覚えるようにしましょう。
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【ステップ3】新しい英語表現を覚える
ここでは、フレンズのビデオクリップから使い勝手の良い英語表現を一緒に学んでいきましょう!
ビデオクリップで使われた表現は全て解説していくので、ここで新しい英語表現を覚えてください。
マッサージシーン (0:00~0:30)
“I can’t believe we’ve never done this before”「今まで(マッサージのやり合い)したことないなんて信じられない」
Can’tはCannotの省略形。
I can’t believeは「信じられない!」といった意味でよく使われます。
“We have never done something”は過去動詞形で「~をしたことがない」。
例: 「I have never eaten apples before(リンゴを食べたことがない)」
「We’ve never met(今まで合ったことなかったね)」
初めましてと同じような意味で良く映画とかでも出てきます。
“This is so good. So good for Monica”「いいね。最高!」
“For Monica”で(モニカに取って最高!)とマッサージをしてもらっていることに対しての喜びを表しています。
“Oh, look at that. Time’s up. My turn”(おっ、見てみて。時間切れ。俺のターンね)
“Look at ○○”で「○○を見る」です。
「Look at me!(私を見て!)」
「Look at you(あなたを見て)」
“Look at you”の場合は、「自分のことをよく見てみて」と何か見直すべきところがある場合や可哀想なことが相手に起きた時に良く使われます。
「Oh poor boy, look at you(あ~可哀そうに、大丈夫?)」みたいなイメージです。
“Time’s up”は”time is up”の略で、「時間切れ」といった意味です。
“My turn”は”it is my turn”で、「僕の順番だよ」です。
*日本語でも文章を省略することがあるように、英語でも”It is”や”you”なんかは省略されることが多いです。
“That was half an hour? – It’s your timer”「もう30分経ったの?君のタイマーでしょ」
「That was half an hour?(もう30分経ったの?)」
“Half ○○”で「○○の半分」なので、”half an hour”は「1時間の半分=30分」となります。
「It is half the size of an apple(リンゴの半分の大きさ)」
1/3で三分の一、twiceで2倍と表せます。
「It is twice the size of an apple(リンゴの2倍の大きさ)」
“Alright, you know, I don’t like to brag about it. But I give, like, the best massages”「知ってる? 自慢するわけじゃないけど、私のマッサージ最高だから」
“Alright, you know”は日本語の「あの~、えっと~」なんかに近い表現ですね。
「Alright, let’s do it!(よしっ、やるぞ!)」
「You know, I mean, you know?…(あの~、だから~、あの~)」
「I don’t like to brag about it(自慢するのは嫌いだけど)」
“Brag”には「自慢する」といった意味があります。
“I don’t wanna brag about it”でも、同じ意味です。
「I give the best massages(世界一のマッサージをするんだよね)」
“give”で、「○○を与える」です。
giveやget、takeなどの動詞は変に1つや2つの意味だけで覚えないようにすると使い勝手がよくなります。
この文章を、”Give massages”で「マッサージをする」なんて意味では覚えないでください。
“Give massages”で、「マッサージを誰かに与える」です。
“Like”は「好き」という動詞の意味以外に「~のような」といった意味もあります。
「She is like my sister(彼女は僕の妹みたいだ)」
“She likes my sister”だと、「彼女は僕の妹が好きだ」となります。
“Alright. Then massage me up right nice”「よしっ、最高のマッサージをしちゃって」
“Massage”は名詞としての「マッサージ」だけでなく、動詞として「マッサージをする」という意味もあります。
upは付けなくてもいいですが、英語ネイティブはそっちの方が言いやすいので付けることが多いです。
“Right”は”Very”や”extremely”と同じ意味で”Nice”の意味を強調しています。
チャンドラー悶絶シーン(0:30~1.00)
“It’s so good, isn’t it?”「最高でしょ!?」
“It is something, isn’t it!?”は、「~は何々だよね?」と同意を求める時に使います。
“I don’t know what I’ve done to deserve it”「こんなに最高のマッサージをしてもらうなんて俺、何かいいことしたのかな?」
“Deserve ○○”で、「○○を得る資格がある」的な意味があります。
このシーンでは、チャンドラーが皮肉として使っています。
「What did I do to deserve a girlfriend like you(君みたいな素敵な彼女を持つ資格が僕にはあるのか?)」とちょっと日本語にはないニュアンスの英語表現になりますね。
“You’d think I’d be angry”「私が怒っているとあなたは思っているはず」
You would think I would be angryを省略した文章です。
“Would ○○”で、「○○だったら」と仮定的な話をする時に使います。
“You seem a little tense”「なんか硬いよ」
“seem something”で、「○○のように見える」といった意味です。
“Tense”は、「緊張している時や表情が硬い時」に使われます。
「I tend to tense when I’m having an interview(インタビューの時、いつも緊張する傾向があります)」
“Let me help you”「助けてあげる」
“Let me ○○”で、「○○させてください」。
「Let me go home(家に帰らせて)」
モニカ、マッサージできないことに気付く(1:00~2:00)
“As a masseuse”「マッサージ師として」
“As ○○”で、「○○として」といった意味があります。
「As I was talking before(この前、私が話していたように)」
“I’m begging you”「お願いだから」
「I’m begging you, please do not go!(頼むから行かないでくれ!)」
“I used to ~”「~をよくした」
「I used to go fishing(昔は、よく釣りをした)」
「I used to like chocolates(昔は、チョコが好きだった)」
“Before she got allergic”「アレルギーになるまでは」
「I am allergic to nuts(ナッツにアレルギー反応がある)」
“He’s in pain”「痛みに苦しんでいる」
“in pain”で、「痛みの中にいる」となり「痛い」の意味となります。
モニカのマッサージでチャンドラーが痛みを感じていることから、”Chandler is in pain”とフィービーが言っていますね。
「痛い」は”in pain”以外にもたくさんの表現方法があるので、一緒に覚えちゃいましょう。
“Hurt” 「You’re hurting me(痛いよ)」
“Harm” 「Don’t harm anyone(誰も傷つけないで)」
“Ache” 「My arms are aching from the workout(筋トレが原因で、腕が痛い)」
“Suffer” 「I’m suffering from a break-up(別れてから立ち直れない)」
“Painful” 「That was painful(あれは痛かったな)」
“Sore” 「I have a sore throat(喉が痛いです)」
“Burn” 「My back burning(背中が痛い)」
上記はほんの一部ですが、覚えておくと使い勝手がいいですよ!
“Have you been lying to me?”「今まで私に嘘ついてたの?」
“Lie”は、名詞の意味で「嘘」、もしくは動詞の意味で「嘘を付く」です。
“Lier”で、「嘘をつく人」です。
「You’re a lier!(君は噓つき者だ!)」
「You lied to me(嘘ついたでしょ)」
“Well, maybe he didn’t want to hurt your feeling”「君の感情を傷つけたくなかったんじゃないかな」
“Well”は、”you know”と同じように「あの~」といった意味があり、センテンスの始まりに何を言うかまとまってない時に使います。
「Well, you know…(だからさ~)」
「well. I think…(ん~、たぶんね)」
“You know”よりもフォーマルに聞こえるので、”Well”を文章の頭に使うようにするとスマートに聞こえますね。
“The minute we start to lie to each other”「お互いに嘘つき始めたらすぐに」
“The minute ○○”で、「○○をし始めたらすぐに」となります。
「The minute we got to the beach, it started raining(ビーチに着いた瞬間に、雨が降ってきた)」
“I mean society”「社会的にって意味ね」
“I mean”で、「~って意味ね」です。
「I didn’t mean to say that(そんなこと言うつもりじゃなかったの)」
「Did you mean you didn’t like my massage? (私のマッサージが好きじゃなかったって意味?)」
チャンドラー、モニカを励ます(2:00~3:00)
“I just wanted to apologize”「謝りたかったんだけど」
“just”は謝りたかった事実を強調するために、チャンドラーは使っています。
「He called me when I just got home(家に着いた瞬間に彼が私に電話してきたの)」
“Apologize”で、「謝罪をする」
“Apology”は、「謝罪」の名詞形です。
「You should apologize to her(あの子に謝るべきだよ)」
“We’re supposed to be honest with each other”「本音を言う合うべきだよね」
“We are supposed to~”で「~をするはず」の意味があります。
「I was supposed to go shopping this afternoon(今日の午後は買い物をしているはずだったんだけど)」
「Weren’t you supposed to do something today? (今日は何かしている予定じゃなかったの?)」
“Be honest”で、「正直になる」
「I should be honest with you(これは正直に言わないといけないね)」
“See? It’s no big deal”「ね?そんな大したことじゃないでしょ?」
“See”は、「見て」ですね。
“See?”だけだと、「ほら、ね?」なんてイメージでよく使われます。
「See? I told you(ほらっ、言ったでしょ?)」
“No big deal”は、「大げさにするほどではない。大事なことじゃない」なんて意味でめちゃくちゃ使われる表現です。
「It’s a big deal for me!(僕にとっては大事なことだよ)」
“I’m crying about something that happened at work”「仕事で起きたことに対して泣いているの」
“cry about ○○”で、「○○に対して泣いている」となります。
「I am not crying about me losing my job, I am crying about my company that lost me! (仕事がクビになった事で泣いているんじゃない、僕を失った会社の将来を考えて泣いているんだ!)」
“Hear me out”「私の話を聞いて」
“Listen to me”と同じ意味ですが、特に意味のないことを言うときに使います。
モニカ、最もへたくそマッサージ賞受賞(3:00~3:55)
“If there was an award for the best bad massage”「もし、最高にBadなマッサージをする人にアワードが与えられるとしたら」
本来の正しい文法であれば”If there was”ではなく、”If there were”でないといけないですが、英語ネイティブでもその辺の細かいことは気にしてないです。
「If there were a real superman, do you think you would be able to beat him?(もし、本当にスーパーマンが存在したらスーパーマンに勝てると思う?)」
“They could call the award The Monica?”「そのアワードをザ・モニカってみんな呼ぶかな?」
“Call ○○××”で、「○○を××と呼ぶ」となります。
「Could you call me Dragon?(僕のことをドラゴンって呼んでくれる?)」
“I suck”「私はマッサージの才能がないの」
“suck~”は「~を吸い込む」という意味がありますが、”I am bad at ○○”と同じ意味もあります。
“I am bad at swimming”「私は水泳が苦手です」は、”I suck at swimming”と表現することもできます。
このシーンでは、”I suck at giving massages”を省略して”I suck”だけを強調しています。
“Suck”は動詞形なので、”It is suck”や”I am suck”などと使わないように気を付けてくださいね。
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【ステップ4】字幕ありで観る
新しい英語表現を覚えたところで、もう一度字幕ありで観ましょう!
このステップを行うことで、さきほど覚えた英語表現をしっかりと理解することができます。
何度でも観て、どのようにモニカとチャンドラーが英語を話しているのか確認してください。
モニカが怒っている時の言い方やチャンドラーがビビってる時のアクセントなどに注意すると効果的です。
この時に、覚えた英語表現がどのように使われているのか映像と一緒にイメージで覚えるようにすると使いやすくなりますよ。
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【ステップ5】字幕ナシで最後にもう一度観る
最後のステップは、字幕なしでもう1回です。もちろん何度でも観てください。
この時点でもう何度も同じシーンを観ていますし、すでに多くの英単語とイディオムを覚えているので、1回目に観た時よりも遥かに理解度が上がっているはずです。
このステップで80%以上は理解できるようにしてください。
まだ分からない表現が多い場合は、ステップ3に戻ってやり直すことをおすすめします。
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まとめ
今回の記事では、海外ドラマ『フレンズ』のビデオクリップを使って一緒に勉強していきました。
気づいた方も多いかと思いますが、僕が説明した英語表現は最初の2分間の方が圧倒的に多くて、後半は少なめです。
その理由は、普段の生活では英語ネイティブも同じ表現を繰り返し使いコミュニケーションを取っているからです。
基本的なベーシックの英語表現を覚えていれば『フレンズ』は簡単に理解することができます。
少し英語で理解ができるようになると英語学習も楽しくなりますし、新しい英語表現も簡単に覚えられるようになります。
なので、最初はツマラナイと感じたり難しいと思うことも多いですが、基礎英語はしっかり覚えておきましょう。
他の『フレンズ』エピソードを使った記事も紹介するので、楽しみに待っていてください!
今回の記事を通して英語が好きになってもらったり、英語への苦手意識を取ることができたら幸いです。
質問や感想等ございましたら下のコメント欄、もしくはツイッターまでお願いします。
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