こんにちは、Yutaroです。
「タックスリターンって聞くだけでなんか難しそう…」
オーストラリアでワーホリしていた当時の僕も、正直そう思っていました。
だから最初の年は、よく分からずにオンラインの代行業者にお願いして、70ドルくらい払って申請してもらったんです。でも、後になって自分でやってみたら…
「え、こんな簡単だったの!?」って衝撃。
実際、申請にかかった時間は5分もなかったです(笑)
この経験をもとに、この記事では「タックスリターン=難しい・めんどくさい」って思ってるワーホリ初心者でも、10分以内に1人でサクッと完了できる方法を、画像付き&ステップ形式でわかりやすく解説していきます。
さらに、この記事は2025年の最新情報に合わせてアップデート済みなので、安心して読み進めてくださいね。
タックスリターンってなに?【2025年最新】

オーストラリアの「タックスリターン」とは、毎年7月1日から10月31日までの間に、前年度の収入を国に報告する制度で、日本でいう確定申告にあたります。
オーストラリア市民だけでなく、学生ビザやワーキングホリデービザ(ワーホリ)を持っている人も対象です。前年度に少しでも収入があれば、誰でもタックスリターンを行う必要があります。
タックスリターンの申告義務
タックスリターンは義務として定められています。つまり、収入がない場合でも申告が必要ですが、ワーホリビザ保持者の場合、以下の条件に該当する場合は申請の必要がありません:
- 年間収入が$45,000以下
- 15%の源泉徴収が行われている
この条件に該当すれば、タックスリターンの申請は免除されます。
注意:ワーホリビザ保持者の税率は特別で、以下に該当する場合でも、申告をすることをおすすめします。
2025年7月1日から適用される新しい税率
2025年7月1日より、オーストラリアの所得税率が改正されます。
- $18,201〜$45,000:19% → 16%
- $45,001〜$120,000:32.5% → 30%
- $120,001〜$180,000:37% → 33%
- $180,001以上:45% → 41%
これにより、特に中間層の納税者にとっては税負担が軽減されることになります。
ワーキングホリデービザ保持者の税率と条件
ワーキングホリデービザ保持者には、特別な税率が適用されます。以下がその詳細です:
- $0〜$45,000:15%(源泉徴収)
- $45,001〜$120,000:32.5%
- $120,001〜$180,000:37%
- $180,001以上:45%
これにより、ワーホリビザ保持者が得られるタックスリターンの返金額は、税率が固定されているため、比較的少額となりますが、過剰に支払った税金が戻る可能性があるため、申告することをおすすめします。
タックスリターンをするとお金が戻ってくる?
タックスリターンを申請すると、過剰に支払った税金が戻ってくることが多いです。特に、収入が$18,200以下の場合、税金がかからないため、支払った税金が全額返金されることになります。
例えば、収入が20,000ドルの場合、最初の18,200ドルには税金がかかりませんが、残りの1,800ドルに対しては19%の税金が課せられます。このように、税額が戻ってくることで、思いがけず臨時のボーナスを手に入れたような気分になれます!
まとめと注意点
オーストラリアでタックスリターンを申請することで、税金が返金される可能性が高いです。特に、学生ビザやワーホリビザを持つ人は、手続きが簡単で、短時間で申請できます。
また、2025年から適用される新税率により、税負担が軽減され、より多くの人々に利益をもたらすことになります。タックスリターンの手続きを忘れずに、今年の収入もきちんと申告しましょう!
最新の情報は、オーストラリア税務署(ATO)の公式サイトで確認できますので、疑問があればそちらもチェックしてみてください。
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【めちゃくちゃ簡単!】1人でタックスリターンを申請する方法

文字で説明するのも難しいので、僕がやったやり方を画像と共に紹介していきます。人によってログイン方法なども違うと思いますが、僕は10分ほどでスムーズに終わったので参考にしてください!
2022年7月にトライした際は、過去のデータが残っていたので5分もかかりませんでした。
1. myGovにログイン

まず、オーストラリア政府が提供するオンラインサービスmyGovにログインします。myGovアカウントをまだ作成していない場合は、公式サイトでアカウントを作成してください。
2. Australian Taxation Office (ATO) メッセージを確認

myGovにログインした後、「Inbox messages」を探し、「Australian Taxation Office (ATO)」からのメッセージを見つけてクリックします。これにより、タックスリターンに関連する情報が表示されます。
3. 「View your ATO online services income statement」をクリック

メッセージ内に「View your ATO online services income statement」のリンクがあるので、そこをクリックします。ここで、前年度の収入や税金額が表示されます。
4. タックスリターンを申請

「Income statements」を確認した後、ページ下部にある「Prepare your tax return」のオプションをクリックします。これでタックスリターンの申請画面に進みます。

このページでは、前年度に働いた分の収入と払った税金が記されています。
僕の場合は2020年7月から2021年3月までシドニーのホテルで働いており、2021年4月から2021年7月までクイーンズランドのホテルで働いていましたので、2つの会社の情報がしっかりと表示されています。(これは2021年の記事ですが、2022年のモノも全く同じです)
そのまま下の画像、1番左の🏠ホームをクリックしてください。Taxの左隣です。
そうすると、まだタックスリターンを完了していない場合は「2021 Tax Return Prepare」が表示されています。すでに申請が完了しているとこのページには何も表示されません。
ちなみに、下の画像で2017-2020年までのタックスリターンがOver dueになっています。これは僕が2016年にオーストラリアを出国したが、スーパーアニュエーションを残しておいたからです。オーストラリアが初めての人は気にしなくて大丈夫ですよ。
ステップ5: 必要な情報を入力

タックスリターンの申請画面に進んだら、以下の情報を順番に入力します。
- 連絡先情報
まずは、自分の電話番号や住所を入力します。正確に入力しましょう。 - 銀行情報
返金が振り込まれる口座情報を入力します。自分の銀行口座情報を間違えないように入力します。 - 収入に関する質問
次に、収入がどのような形で発生したのか、または経費があった場合にはその内容を入力します。例えば、アルバイト代や給与、経費(仕事のために購入した服や靴など)について申告します。
上記の画像では、「Were you an Australian resident for tax purposes?(タックスリターンはオーストラリア市民として申請しますか?)」という問いに対してYesを選んでいます。これは僕が6カ月以上オーストラリアに滞在している学生ビザ所有者だからで、ワーホリビザや6カ月未満のオーストラリア滞在の方はNoを選んでくださいね。
2つ目の質問は、未婚者であればNoで大丈夫です。
下の画像では、1ドルでも収入があった人は1番上と2番目の枠にチェックを入れてください。
ステップ6: 経費を申告する

もし、仕事のために服や道具、交通費などの経費が発生していた場合、それを申告することができます。申告することで、税額が少し減り、結果として返金額が増える可能性があります。
経費の申告は「You had deduction you want to claim」という部分にチェックを入れて、その金額を入力します。ただし、無理に多く申告しないように注意しましょう。領収書などの証拠がない場合は、経費申告を避けるか、少額にとどめるのが無難です。
ステップ7: 確認と申請完了
すべての情報を入力したら、最後に全ての内容を確認します。間違いがなければ、「Lodge」ボタンをクリックして、申請を完了させます。ここで申請が完了し、ATOにデータが送信されます。
ステップ8: 返金額の確認と最終手続き

申請が完了すると、すぐに返金額の見積もりが表示されます。申請後、数日で実際の返金額が確定し、指定した銀行口座に振り込まれます。過去に申請したときには、約6,000ドルの返金を受け取った実績があります。
最終的に、申請が完了した後に、レシートをダウンロードして保存することができます。これを保管しておくことで、万が一の確認があった場合にも安心です。
【myGovアカウントの作成方法】
myGovは、オーストラリアの政府が提供するオンラインサービスで、タックスリターンを申請するために必要です。myGovアカウントを作成すれば、オーストラリア政府のさまざまなサービスにアクセスできます。以下の手順で簡単にアカウントを作成できますので、順番に進めてください。
ステップ1: myGovの公式サイトにアクセス
まず、myGovの公式ウェブサイト(my.gov.au)にアクセスします。
ステップ2: 「Create an account」を選択
myGovのトップページに「Create an account」というボタンがあります。これをクリックしてアカウント作成を始めます。
ステップ3: 必要な情報を入力
アカウントを作成するためには、以下の情報を入力します。
- 氏名
- 名前(フルネーム)を入力します。
- メールアドレス
- 自分の有効なメールアドレスを入力します。登録したメールアドレスに確認のメールが届くので、確認作業が必要です。
- 電話番号
- 電話番号を入力します。この電話番号は、myGovにログインする際の認証などに使用されます。
- ユーザー名とパスワード
- ユーザー名(ログイン名)を選び、パスワードを設定します。パスワードは強力なものを設定してください(数字、アルファベット、記号を組み合わせたものが望ましいです)。
- セキュリティの設定
- アカウントを保護するために、セキュリティの質問と答えを設定します。これらは後でアカウントを回復する際に役立ちます。
ステップ4: メールアドレスの確認
メールアドレスを入力した後、myGovから確認メールが届きます。メールを開き、記載された確認リンクをクリックして、メールアドレスを確認します。
ステップ5: 携帯電話番号の認証
次に、入力した電話番号に認証コードが送られてきます。そのコードをmyGovのサイトに入力して認証を完了させます。
ステップ6: アカウントの作成完了
すべての情報を入力し、認証が完了したら、myGovアカウントの作成が完了です。ログインページに戻り、先ほど設定したユーザー名とパスワードを使ってログインします。
ステップ7: ATO(オーストラリア税務署)とのリンク
アカウントが作成できたら、次にATO(オーストラリア税務署)とmyGovアカウントをリンクさせる必要があります。これを行うことで、タックスリターンの申請ができるようになります。
- myGovにログインした後、メニューの「Services」から「Australian Taxation Office(ATO)」を選択します。
- ATOとのリンクを設定するためには、あなたの税務番号(TFN)など、いくつかの情報を入力する必要があります。
- 必要な情報を入力し、リンク設定が完了すれば、ATOのサービスにアクセスできるようになります。
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まとめ
以上、「オーストラリア・タックスリターンを1人で簡単に申請する方法」の紹介でした。
英語に自信がない、または失敗することが心配な方は、エージェントを利用するのも一つの方法です。ただし、エージェントを使うと費用ややり取りに時間がかかってしまうのが現実です。私自身、申請前後にエージェントとのやり取りが面倒だった経験があります。
ですが、この方法を使えば、1人でタックスリターンを10分程度で簡単に終わらせることができるので、ぜひ自分で挑戦してみてください!
もし英語に少し自信がある友達がいれば、一緒に申請してみるのもおすすめです。タックスリターンの申請期限は10月31日までなので、時間のあるうちにやっておくと安心ですよ!
質問や感想等ございましたら下のコメント欄、もしくはツイッターまでお願いします。
コメント
コメント一覧 (2件)
こんにちは!ブログ拝見させて頂きました。
僕もメルボルンのホテルで働いていたのですが、タックスリターンの計算をしてみたら0$だったのですが、これは普通でしょうか?
こんにちは!
ビザの種類によって帰ってくる額も違いますが、0ってことはあまりないかと思います。多く払いすぎている場合はいくらか帰ってくるし、少なく払った場合は逆にもっとタックスを払わないよいけないこともあるくらいなので。